【株式市場】日経平均は後場上げて小反発しTOPIXは安いが「緊急事態宣言」解除のメドに期待つなぐ

2020年5月7日 15:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は1万9674円77銭(55円42銭高)、TOPIXは1426.73ポイント(4.53ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億5134万株

 5月7日(木)後場の東京株式市場は、緊急事態宣言は今月14日にも専門家の判断しだいで解除可能になるとの官房長官会見や、「アビガン」の薬事承認を今月中にめざすとの発言が経済活動再開への期待を持たせる形になり、日経平均は12円高で始まった後13時30分にかけて101円52銭高(1万9720円87銭)まで上げた。任天堂<7974>(東1)や東京エレクトロン<8035>(東1)がジリ高を継続。大引けは日経平均が小高くなり反発し、TOPIXは小幅安で続落となった。

 後場は、インテリジェントウェイブ<4847>(東1)がサイバーセキュリティ需要の拡大などを受けて一段と強含み、タカラバイオ<4974>(東1)も一段ジリ高。電算システム<3630>(東1)、広栄化学<4397>(東2)、アスカネット<2438>(東マ)は、各々四半期決算、「レムデシビル」原薬生産、感染防止のタッチレスパネルが材料視されて大引けまで買い気配のままストップ高。KeyHolder<4712>(JQS)は制作するTV番組が好調との見方ありジリ高。

 東証1部の出来高概算は13億5134万株(前引けは6億1905万株)、売買代金は2兆2877億円(同1兆685億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は1118(同1140)銘柄、値下がり銘柄数は989(同947)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けも12業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、金属製品、電気機器、建設、医薬品、鉱業、化学、精密機器、パルプ・紙、機械、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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