特別定額給付金10万円をどう使う? 給付金の目的は生活困窮者の救済

2020年5月3日 21:21

小

中

大

印刷

 4月30日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急経済対策として、国民1人あたり10万円を支払う特別定額給付金の補正予算案が国会で成立した。新型コロナウイルスの影響で、全国的に経済停滞が止まらない中、収入に影響がある世帯を経済的に救うためだ。ただ、全国民一律に給付されることで、大きな影響を受けていない個人にも10万円が給されることとなった。

 10万円の使い道に迷う人もいるだろう。10万円の特別定額給付金をどう使うべきか、考えていきたい。

■もともとは収入減世帯に30万円給付

 10万円の一律給付の決定前に検討されていたのは、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した世帯への30万円の給付だ。その目的は、収入減によって生活が困窮し始めた者を救うためだ。だが生活困窮者の線引きが難しいため、政府は全国民への一律給付に踏み切った。

 全国民への一律給付になったとはいえ、給付の目的は変わらない。新型コロナウイルスの影響は、全国民に及んでいる。その影響を補填するための10万円となっている。

■受け取らない選択もできる

 10万円という給付額は、多くはない。4人家族なら合わせて40万円支給されるが、2カ月程度の生活で消費してしまうだろう。単身なら、1カ月で使い切ってしまいかねない。あれば1カ月程度の最低限の生活を保てるが、少しでも贅沢をしようとすれば簡単になくなってしまう。

 10万円という額の儚さや手続きの煩わしさ、収入減にならないという理由から、受け取らない選択もできる。希望しない者のチェック欄が申請書にあるし、そもそも申請書を出さないでもいい。受け取らないことによるメリットはないが、影響の少ない者の受け取り自粛ムードはある。

■10万円をどう使うか?

 10万円をどう使うべきか?収入減によって、生活に余裕がない者は当然、生活費に回すしかないだろう。だが、それ以外の人は何に使うのがいいだろうか。

 おすすめするのは、普段の給料と同じ使い方をすることだ。理由は、給付金の目的が家計の支援にあるからだ。つまり、新型コロナウイルスで失った普段の生活を、少しでも改善するのが、今回の給付金の役割だ。そのため、普段の給料で暮らす中においての消費リズムをするのがいい。

■結局は個人の消費性向

 元も子もないが、10万円の使い道は人それぞれだ。何にどう使おうと、誰に文句を言われる筋合いはない。もちろん受け取らないことだってできる。

 政府から臨時として現金給付を受けるのは、滅多にできる経験ではない。今回の給付から、一人ひとりが、自分なりのお金の向き合い方を考えるいい機会にしてほしい。(記事:たけお・記事一覧を見る

関連キーワード新型コロナウイルス

広告