自動車のセグメントって何? 「A、B、C」の基準はどう決まるのか

2020年4月27日 17:39

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トヨタ・ヤリスクロスはBセグメントだ(画像: トヨタ自動車発表資料より)

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 自動車の新車発表のニュースなどを見ていると、「セグメント」という言葉がよく出てくる。たとえば23日に世界初公開にいたったトヨタ・ヤリスクロスはBセグメントだが、「AやCとの違いは何か」とその定義を知りたい人もいることだろう。

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 セグメントは、主にヨーロッパでメジャーな車の分類方法である。本来はマーケティング用語で、対象の商品群を一定のルールに従って分ける、すなわちカテゴライズに必要な基準をセグメントとしている。車のカテゴリーごとに購買層が違うため、メインターゲットとする消費者に応じて、車をセグメント別に分けるのが、ヨーロッパでは主流なのだ。

 たとえばコンパクトカーなら小回りが利いて低燃費、なおかつ買い物や子どもの送り迎えに手軽に使える車を求める人がメインターゲットになる。SUVなら山道や悪条件でもスムーズに走れるうえ、ラゲッジスペースが広いなどの実用性の高さがポイントなので、アウトドアなどの行楽を好んだり、仕事などの関係で運ぶ荷物が多い人がターゲットになりがちだ。

 肝心のセグメントは主に車の全長に応じており、A~Fまである。概算で全長3.3~3.6mまでならAで軽自動車やスーパーコンパクトに多く、3.6~4.4mならBで一般的なコンパクトカーに多い。4.4~4.6mまでならCでコンパクトカーでもサイズが大きい車種や、小型セダンが当てはまりやすい具合だ。

 これに車の価格相場も加えた結果、アルファベットが進むほど大型で高級な車がそろうしくみとなる。メルセデスベンツ・Sクラスのように、超大型かつ高級なセダンであれば、特別枠の「Lセグメント」に入る。

 日本では軽自動車がナンバープレートの色から黄色ナンバー、乗用車はサイズに合わせて小型は5ナンバー、普通車は3ナンバーとなる。自動車税は乗用車の総排気量が大きいほど高くなるため、排気量でカテゴリー分けをする動きも目立つ。しかしセグメントのように、車のサイズ別に細かいカテゴライズを行う動きはない。このあたりにも日本とヨーロッパの文化の違いがうかがえる。

 セグメントはヨーロッパから生まれた、自動車のサイズや相場に合わせたクラス分けの方法と覚えればよいだろう。

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