新型コロナ対策、京都でも百貨店が一斉に休業へ 食料品売り場は時短営業

2020年4月15日 07:19

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 新型コロナウイルスの感染拡大により、京都市下京区の大丸京都店、藤井大丸、高島屋京都店、西京区の高島屋洛西店が食料品売り場を除いて15日から休業する。下京区のJR京都伊勢丹は既に休業に入っており、政府の緊急事態宣言対象外の京都市で百貨店が一斉休業に入ることになった。

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 大丸京都店は15日から当面の間、食料品売り場を除いて休業する。食料品売り場は平日の午前10時半から午後6時半に営業時間を短縮する。大丸松坂屋百貨店では、大阪市の大丸心斎橋店、神戸市の大丸神戸店など7店が全館、名古屋市の松坂屋名古屋店、神戸市の大丸須磨店など4店が食料品売り場を除いて休業している。

 藤井大丸は15日から17日まで食料品売り場を除いて休業に入る。食料品売り場の営業時間は午前10時半から午後6時半。18日からは当面の間、全館臨時休業となる。18日以降、ライフスタイル提案型セレクトショップの「ブルーム&ブランチ」など8店のオープンが予定されていたが、延期される。

 高島屋京都店と洛西店は15日から当面の間、食料品売り場を除いて休業する。食料品売り場は京都店が午前10時半から午後6時半に11日から営業時間を短縮していることに加え、洛西店も15日から午前10時半から午後6時に短縮する。

 JR京都伊勢丹は12日から5月6日までの予定で全館臨時休業に入っている。29日にオープンを予定していた地下2階のスーパーマーケット「紀ノ国屋」は開業延期が決まっている。

 政府の緊急事態宣言は首都圏4都県と大阪府、兵庫県、福岡県が対象。京都市は入っていないが、200人を超す感染者が出ているほか、通勤などで大阪府と密接な関係があることなどから、京都府とともに緊急事態宣言の対象に加えるよう政府に要請している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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