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戻り売り圧力根強い/後場の投資戦略
記事提供元:フィスコ
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;18803.29;-743.34TOPIX;1392.77;-31.85
[後場の投資戦略]
依然として足元の新型コロナウイルスの感染拡大は収束しておらず、25日に1日あたり最多の41名の感染者が確認された東京都で週末の外出自粛が要請された。消費動向などに対する先行き警戒感は根強いとみられ、足元で大幅上昇をみせる日経平均がいったん調整したタイミングにも拘らず、押し目買いの動きは限定的となっているもよう。また、足元の売り方の急速な買い戻しによる相場上昇は、節目の19000円を回復したことで一服している可能性もあり、本日のところは戻り売り圧力に押された形であろう。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、日経平均が本格的な下げを見せ始めた2月下旬以降における価格帯別売買動向において商いが最も集中している水準は21000-21500円の水準となっており、今後は強烈な戻り売りに押される地合いも想定しておく必要がありそうだ。政府による50兆円超の経済対策が報じられており、前日につけた安値水準である18446円レベルを前に下げ渋りをみせたことはひとまず戻りトレンドの継続及び市場にとっての安心感に繋がろう。
しかし、海外投資家による本格的な資金回帰のシナリオを想定するうえでは、日本による経済対策の一段の具体化及び実現性追求は必須である。現状、明日の権利付き最終日を控えた高配当・優待銘柄に対する物色も積極的にはみられておらず、投資家のスタンスとしては、引き続き上昇の目立つ巣ごもりテーマ銘柄を中心とした資金の逃げ足の速さを意識した取引の継続は注視しておきたいところだ。《AK》
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