日本書紀に記されている「赤気」という現象の正体は扇形オーロラだという説

2020年3月18日 18:49

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記事提供元:スラド

 国立極地研究所と国文学研究資料館、総合研究大学院大学の共同研究で、日本書紀に記されている「赤気」と呼ばれる現象が「扇型オーロラ」と整合することが分かったという(国立極地研究所の発表)。

 日本書紀は奈良時代に作られた、日本の歴史を記した書物の1つ。日本書紀には、推古天皇二十八年(620年)に「十二月の庚寅の朔に、天に赤気有り。長さ一丈余なり。形雉尾に似れり。」との記述があるが、この現象がいったいどのようなものだったのかは謎だった。

 しかし、国文学研究資料館と国立極地研究所が中心となって進めて来た文理融合の研究成果によると、日本のような中緯度で見られるオーロラは赤く、扇形の構造を示すものであることが分かったという。これは日本書紀の記述に合致するものから、日本書紀で「赤気」と表現されている現象はオーロラであると考えるのが最も自然だという。

 なお、「赤気」については、明月記にも建仁4年(1204年)に発生したとの記述があるが、こちらもその正体はオーロラであるとの研究結果が発表されている。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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