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Anonymous Coward曰く、
5年前にUber創業者であるトラビス・カラニックは、サンフランシスコのすべての車がUberユーザーであるならば、交通渋滞は起きないだろうと語った。しかし、今日までの多くの研究結果が、現実には同氏の発言が逆となったことを示している。UberとそのライバルであるLyftは米国内の多くの都市で渋滞を増加させる要因になっており、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨークの当局者は、渋滞の増加を根拠として両社に対する新たな課税を検討している。
たとえば、LyftやUberのドライバーたちの運転時間のうちおよそ40%が乗客を乗せていない時間になっているという。さらに複数の調査によると、UberとLyftの登場は、人々をバス、地下鉄、歩行から引き離す結果になったことを示している。また昨年5月にScience Advances誌に掲載された研究によると、サンフランシスコの交通渋滞は2010年から2016年にかけて約60%増加、半分以上はUberとLyftによるものだという。相乗り(ライドシェア)によって交通事故による死者数が増加している可能性もあると指摘されている。
今回のような渋滞解消のためのヒーローから渋滞原因のヒールへの転換は、シリコンバレー企業が引き起こす意図しない結果の一例だ。シリコンバレー企業は改革することで急成長を遂げた結果、独自の問題を引き起こすトラップにはまっている(Morningstar、MIT Tech Review、Slashdot)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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