米下院に「NASAに月よりも火星を優先させる」法案提出

2020年1月29日 08:17

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記事提供元:スラド

 AC0x01曰く、

 超党派からなる米国下院の科学技術宇宙小委員会宇宙分科会は、NASAの有人月探査プロジェクトであるアルテミス計画を延期し、代わって火星探査を優先させる法案を提出したという(プレスリリースSpaceNewsYahoo!ニュース宇宙ビジネスの佐藤氏のTweet宇宙ライターの秋山氏のTweet)。

 この法案には、以下のような内容が含まれているようだ。

 アルテミス計画の2024年有人着陸を2028年に延期月の優先度を下げ、火星重視に転換月の水資源開発は、火星探査の前準備とはみなさない建設予定の月ゲートウェイ(宇宙ステーション)は「Gateway to Mars」に改名 この法案が実際に成立するかは現状定かではないが、もし成立すれば、コンステレーション計画打ち切り時の混乱再びという事態にもなりかねないかもしれない。NASAとの協調路線を取るJAXAにも大きな影響がありそうだが、どうなるのだろうか?

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