Windows 7、4分の1以上のシェアを維持したまま2019年を終える

2020年1月5日 21:11

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記事提供元:スラド

延長サポート終了まで10日間を切ったWindows 7だが、Net ApplicationsのデスクトップOSバージョン別シェアデータ2019年12月分によると、4分の1以上のシェアを維持したまま2019年を終えたようだ。

1位のWindows 10は前月から1.56ポイント増加して54.89%となっているが、2位のWindows 7は0.60ポイント減の26.26%にとどまる。3位と4位はmacOSの世代交代で順位が入れ替わり、Mac OS X 10.15が4.32%(0.39ポイント増)、Mac OS X 10.14が3.70%(0.45ポイント減)となっている。5位のWindows 8.1は変動なしの3.32%。このほかのOSバージョンの変動は小さく、Windows XP(0.45ポイント減、1.40%)の変動幅が最も大きい。Windows XPは7位に後退し、Mac OS 10.13(0.08ポイント減で1.65%)が6位に上昇した。OS種類別ではWindowsのみ増加しており、0.57ポイント増の86.63%。Mac OSは0.19ポイント減の11.41%、Linuxは0.27ポイント減の1.38%などとなっている。

2019年12月のデータを2019年1月分と比較すると、Windows 10は13.99ポイント増加、Windows 7は10.93ポイント減少した。なお、12月分はWebページ上の表示とCSV/JSON形式でダウンロード可能なデータに含まれる数字が一部異なっているが、ここではダウンロード可能なデータを元にしている。
StatCounterのWindowsバージョン別シェアデータでも1位のWindows 10が0.76ポイント増の65.40%、2位のWindows 7が0.70ポイント減の26.79%となっており、増減幅は小さい。デスクトップOS種類別ではWindowsのシェアが0.39ポイント増の77.64%、OS Xが0.27ポイント減の16.46%、Linuxが0.03ポイント増の1.85%などとなっている。デスクトップOS全体に対するWindows 10のシェアは50.78%、Windows 7は20.80%という計算になる。

StatCounterのWindowsバージョン別シェアデータを国・地域別にみると、アゼルバイジャンでWindows 10が初めて1位になったほか、数か月前からWindows 7に逆転されていたボリビアパラグアイトーゴで再び1位に復活するなど、Windows 10は6か国・地域で1位に上昇している。一方、1年以上前からWindows 10が1位だった中央アフリカシエラレオネでWindows 7に逆転されるなど、4か国・地域でWindows 10が後退しており、235か国・地域中Windows 10が209か国・地域で1位、Windows 7は25か国・地域で1位。セントヘレナのみWindows 8.1が1位となっている。

Steamでは1位のWindows 10 64 bitが13.14ポイント減の61.09%、2位のWindows 7 64 bitが14.57ポイント増の33.04%となった。Windows 10全体では13.17ポイント減の61.22%、Windows 7全体では14.37ポイント増の33.64%となる。OS種別ではWindowsが96.86%(0.58ポイント増)、OSXが2.47%(0.45ポイント減)、Linuxが0.67%(0.14ポイント減)となっている。Steamでは2017年秋2018年春、簡体字中国語の増減に連動してWindows 7が大きく増減しており、前月も簡体字中国語とWindows 7が増加していたが、12月は簡体字中国語が14.43ポイント増の37.87%となって1位に上昇した。2位に後退した英語(30.43%)は6.40ポイント減少し、3位のロシア語(9.36%)も3.05ポイント減少している。

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