米国株見通し:米大統領の弾劾訴追決議案の採決に向け市場心理後退も

2019年12月18日 18:25

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記事提供元:フィスコ


*18:25JST 米国株見通し:米大統領の弾劾訴追決議案の採決に向け市場心理後退も
S&P500先物  3196.00(+0.50) (17:40現在)
ナスダック100先物  8606.50(+1.25) (17:40現在)


 17時40分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物はほぼ横ばいで推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.50ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、18日の米株式市場は売り買い交錯気味に始まりそうだ。


 ジョンソン英首相がEU離脱後の移行期間について、EUとの貿易協定の成立いかんに関わらず2020年末で終了すると表明したことで、ハードブレグジット懸念が早くも再燃している。一方、米議会下院は「トランプ大統領の弾劾訴追決議案を審議する本会議を日本時間18日午後11時から開催する」と発表。最終採決は、日本時間19日午前8時半から9時半の間に行われる予定で、可決される見通しであり、目先的に市場心理の後退は避けられない状況か。NY原油先物は、米在庫減少予想から下げ渋る展開が見込まれる。本日発表となる米国の経済指標はなし。《KK》

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