【自動操縦に警鐘】安全確保のはずが! ボーイング737MAX生産停止 (2/2)

2019年12月17日 18:00

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ボーイング737 MAX 8型機(c)123rf

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 つい最近、自動車の「安全支援装置」として、新車に装着が義務付けられることになった「緊急ブレーキ」だが、センサーの誤動作は、事故を起こして生産停止となったボーイング・737MAXのようにあり得ることで、その時ドライバーの操作はほとんど不可能と言えるのかもしれない。自動車は地上を走っているため「停止」する方向の緊急操作であれば、「ほとんど」安全であると思われるが、手動操作したい時の問題は飛行機と同様に残っている。

【前回は】【自動操縦に警鐘】安全確保のはずが! ボーイング737MAX生産停止 (1/2)

 さらには、完全自動運転中でもセンサーの誤動作やプログラムの間違いなど、「想定外」の状況が起こり、手動操作したいと考えても現状では「間に合わない」危険が大きい。

 ある新車の試乗中のことである。「自動トレース」機能を使って走行している時だったが、中央線などが途切れているところでいきなり「手動」を要求された経験がある。機械からの要求が突然であったため、状況を理解できずにいたことがあった。

 道路の正常なトレースラインからクルマが外れていくのを確認できていたため、衝動的に自分で操作に入っていたが、自動装置が外されるチャイムを認識できなかったことは後で気付いた。前方を注視していた時だったので何事も起きなかったが、もしこれが、数時間リラックスしてハンドルから手を離しても良いとされる装置であったら、対応できたかどうか自信が持てない状況だっただろう。

 自動操縦装置については「事故をゼロにする」、しかし「夢の装置ではない」ことをよく認識して、新たなタイプの事故が起きる可能性もあることをよく認識し開発してもらいたいものだと思う。また、レベル4までの「運転支援システム」の装備や運用を一時中止し、完全運転システムのレベル5が開発終わるまで装備、運用をしないこととする必要もあるのではないだろうか?

 飛行機の「自動操縦システム」を見ていると、地上にある自動車と言えども誤動作に対する認識が甘いことに疑問を感じる。ソフト開発者の「品質保証」に対する認識が甘いのではないだろうか?パソコンの「ウィンドウズのバグ」の多さを振り返って、安全性において「ソフトウエア自身、そしてソフトとメカニズムの連結の問題点」をより深く探ってみてほしいものだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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