飲みすぎは一晩でアルコールが抜けない、社用車ドライバーの2割が知らず タニタ調査

2019年12月17日 14:41

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 飲酒運転に対する罰則も強化され、飲酒してそのまま車を運転する人は非常に少なくなった。しかしその一方で、飲みすぎた場合、一晩寝てもアルコールが抜けないことを知らない人は、社用車ドライバーで19.4%、マイカー通勤者では24.0%いることが、タニタの「飲酒運転に関する意識調査2019」でわかった。

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 昨今、航空業界でも飲酒による運行が問題化され、アルコール検知器を用いた検査が義務化になったが、それでもまだ二日酔い状態で航空機を操縦、又はアルコールチェックに引っかかり交代させられる不祥事が発生している。

 クルマの運転だけでなく、飛行機や船舶、そして今は自転車に至るまで飲酒に対して厳しい罰則や取り締まりが行われている。

 忘年会シーズンともなれば、上司や先輩たちから「一気コール」がかかるアルコール・ハラスメント(アルハラ)も問題となっているが、世間の目が飲酒運転に厳しくなったことを社用車ドライバー、マイカー通勤者の94.5%が知っているにもかかわらず、アルハラが行われるのはかなり問題といえる。

 一方、飲みすぎて一晩寝てもアルコールが抜けないことは、社用車ドライバーでおよそ5人に1人、マイカー通勤者ではおよそ4人に1人が知らなかった。逆に7割以上はアルコールが抜けるまでに長い時間がかかると知っておきながら、その一瞬を盛り上げるために1人の人生を狂わせるかもしれない行為をしているかもしれない、ということだ。

 現に、社用車ドライバーが飲みすぎる原因として、上司や先輩から飲酒を強要されたり、一気コールにより飲みすぎとなるケースが、32.3%となっている。

 飲酒運転は世間で広く「悪」として認知されており、飲酒してすぐ運転する人は少なくなった。しかし、飲みすぎによる翌日の運転はどうだろう。周りに二日酔いでお酒の匂いをさせながら運転している同僚もいるのではないだろうか。だがこれも、酒気帯び運転になる可能性があるから見逃すことはできない。

 アルコールは、体重と摂取したアルコールの量で分解されるスピードが変わる。もちろん体質や体調によっても変わるため、アルコール分解速度は人それぞれだ。そのため、自分は一晩寝ればアルコールが抜けると、他人に飲酒を強要することは非常に危険だ。

 また運転すると知っていながら飲酒を勧め、酒気帯び運転となれば、お酒を勧めた人にも2年以下の懲役又は30万円以下の罰金が科せられる。これは二日酔いの酒気帯びで検挙された場合も同様となることを覚えておいたほうが良い。

 忘年会シーズンでお酒を飲む機会が多くなるが、運転を業とする人や、マイカー通勤をする人は、翌日運転があるなら深酒は慎み、周りの人もお酒を多く勧めないよう注意が必要だ。そうでなければ身を滅ぼすだけでなく、周りの家族も路頭に迷わせることとなるので注意されたい。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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