自然災害への備えを、いまこそ真剣に考えるべき!

2019年11月26日 06:44

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「サニタクリーン」(画像: 総合サービスの発表資料より)

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 今年は記録的な大型台風15号・19号であらためて、自然災害の脅威を痛感させられた年だった。そして「避難所生活」の厳しさを考えさせられる年でもあった。

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 幸い「避難所生活」は体験していないが生まれ育った生家は前・後ろを「川」に囲まれ、右側にはダムがあった。10歳の時、当時としては大きな傷跡を残した伊勢湾台風に襲われた。川・ダムの増水に怖い一夜を過ごしたことを鮮明に覚えている。生きた心地がしなかった。

 そんな記憶があるからだろう。いまでも「非常食」は常に備えている。10月22日の東京新聞電子版で「頼れる液体ミルク 台風被災地 お湯いらずで重宝」と題する記事に接した。欧米では普及しているものの、日本では粉ミルクと同等の品質確保が難しく液体ミルクは長年製販が認められてこなかった。

 今年3月に明治と江崎グリコがようやく販売に踏み切った。各自治体が災害用に備蓄を進めた。明治は台風15号の折は千葉県八街市・君津市・木更津市、19号の際には水戸市・長野市に支援物資として送付したという。

 あらためて考えた。非常食の他にどんなものが被災時に必要か、を。災害に襲われ水道等の生活インフラが機能不全となった時、例えば簡易トイレなども不可欠。「東京くらし防災」という冊子には、ゴミ袋や段ボールを使った簡易トイレの作り方が印されている。

 が、専用の防災時備蓄トイレはないものかと調べた。総合サービスという企業を知った。衛生設備・機器の製販を手掛けている。そんな同社は災害時に水が流せなくなってしまった洋式便器用向けの「サニタクリーンシリーズ」を、24年前から発売している。

 今年9月現在の累計供給枚数は6000万枚に上る。2015年には「内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室」が主催する「日本トイレ大賞」を受賞している。現在の主力商品「サニタクリーン・ポータブル」は以下の様なもの。

★尿・便を受け入れる袋は、凝固シートで接着されており既存の洋式(和式)便器等にかぶせるだけで使用できる。使用後は、そのまま廃棄することが可能。

★袋上部を切り離し、付随の紐状部分で袋の口を結べば臭いも漏れにくい。

★シート自体にも消臭・抗菌効果がある。

★子供や障害者の使用に対して、バリアフリー仕様になっている。

 自然災害の脅威に対する「備え」論議が、あらためて高まり始めている。が、一過性で済ましてはならない。当家には非常食として「かんぱん」が用意されているが、加齢に伴い歯力が低下。「やわらかい乾パンはできないか」と念じている。(記事:千葉明・記事一覧を見る

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