イオンモール岡崎、西武岡崎店撤退で大規模リニューアルへ

2019年10月15日 07:54

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 イオンモールは、愛知県岡崎市戸崎町のイオンモール岡崎に、核店舗として出店している西武岡崎店が2020年8月で営業終了するのを受け、2020年秋から大規模リニューアルに入る計画を明らかにした。フードコート、レストラン街の刷新から始め、各フロアの専門店を大幅リニューアルし、新しいコンセプトのライフスタイルを提案するという。

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 リニューアルのテーマは「新生・三河ランドマーク」。イオンモール岡崎はこれまで、メインターゲットとしてきた30~40代のファミリー層から支持を受けてきたが、今回のリニューアルにより、西三河地方の中心都市である岡崎市の顔となるモールに進化させることを目指す。

 これまで不足していたグローバルファッションやホビー&カルチャーの販売に力を入れるほか、上質な食を提供する店舗を結集する。さらに、流通から販売までのすべてをデジタル技術でつなぎ、来店客がストレスを感じることなく、快適にショッピングを楽しめる空間を提供する。

 イオンモール岡崎は1995年、ジャスコ岡崎南店として開業。2000年にショッピングセンターを拡張する形で、新たに西武岡崎店を核店舗として誘致し、イオン岡崎ショッピングセンターとしてオープン。2007年にイオンモール岡崎に名称変更している。地下1階地上4階建ての2棟に西武岡崎店とイオン岡崎南店を配し、その間を専門店街でつないでいる。

 売り場面積は約9万5,000平方メートルで、うち約1万6,000平方メートルを西武岡崎店が占めている。西武岡崎店は従業員123人が働き、2019年2月期で約84億円の売り上げを上げた。しかし、ピーク時の2008年2月期の約103億円から大きく売り上げを落としていることから、そごう・西武が2020年8月末での撤退を決めている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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