「下北線路街」小田急 東北沢~世田谷代田駅の街づくり 商業施設や温泉施設

2019年10月5日 21:45

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記事提供元:ファッションプレス

 小田急電鉄は、小田急小田原線の東北沢駅から世田谷代田駅間までの1.7kmにわたる新たな開発エリアを「下北線路街」として2020年度までに整備する。

■下北沢エリアの街づくり「下北沢線路街」

 小田急電鉄は、小田急小田原線の代々木上原駅から梅ヶ丘駅間において、鉄道地下形式での連続立体交差事業(事業主体:東京都)と、複々線化事業により創出された鉄道跡地の開発計画である「下北沢地区上部利用計画」に取り組み、世田谷区・京王電鉄とともに下北沢エリア一帯の街づくりを遂行していく。

小田急電鉄の開発は、「BE YOU. シモキタらしく。ジブンらしく。」をコンセプトに、個性にあふれるシモキタの魅力をのばしつつ、街に不足している緑を増やし、街とのつながりを意識して回遊性を高める空間と賑わいづくりを推進する。

 「下北線路街」には、新たなコミュニティを創出する商業施設を設けるほか、日々の疲れを癒してくれる温泉宿泊施設、地域とつながる保育園、出会いと学びを提供する学生寮、新たなチャレンジや個人の商いを応援する長屋などの施設も開業。

さらに、“みんなでつくる自由なあそび場”をコンセプトとする「下北線路街 空き地」には、トライアルでお店を開けるレンタルキッチンや、さまざまな活動ができるイベントスペースが設けられる。

■主な商業施設と宿泊施設

 商業施設「シモキタエキウエ」

「シモキタエキウエ」は、生活雑貨やグリーンショップ等の販売店、カフェをはじめ大衆居酒屋や立ち飲み屋などの飲食店が集まる商業施設。シモキタの街中のような雑多な雰囲気で、あらゆるシーンに沿う店舗が軒を連ねる。2019年11月に開業予定だ。

 商業施設1(名称未定)

“コミュニティをつくるライフスタイル提案型”の新商業施設には、グローサリー、 喫茶、ミニシアター、ラウンジ、宿泊施設などを併設する。駅前広場や施設内でさまざまなイベントを開催し、新たなコミュニティが生まれる場を目指す。2020年12月開業予定。

 商業施設2(名称未定)

“洗練された個店が集まる次世代型の商業ゾーン”も誕生。セレクトショップやこだわりの食材を使ったレストランなどが路面店のように集う。2020年12月開業予定。

 商業施設3(名称未定)

ちょっとしたライブや演劇など、パフォーマンスができる設備を兼ね備えたシモキタらしい“エンタメカフェ”も、2020年12月よりオープン予定。一般の人も、レンタルスペースとして貸し切り利用が可能となっており、カルチャーの街・シモキタの魅力をさらに盛りあげる。

 宿泊施設1(名称未定)

温泉付きの宿泊施設は2020年9月オープン。都会の喧騒を忘れさせ、日々の疲れを癒す温泉旅館は、箱根から運ぶ温泉露天風呂のある大浴場のほか、レストランや茶寮&BAR、ボディケアサービスなど、宿泊客以外の方も利用できる設備が揃う。

 宿泊施設2(名称未定)

国内外のさまざまな旅行者のため都市型ホテルも「下北線路街」に完備。個室仕様の客室に加え、ホテル内に併設のカフェバーもあり、一般の方も利用可能。音楽やイベントの発信も行っていく見込み。2020年12月より開業予定となっている。

 KALDINO

世田谷代田が発祥の「カルディ」によるテストキッチン&カフェ「KALDINO」が、2019年12月にオープン。商品開発 キッチンと事務所&カフェを併設するほか、 試食会など地域に開く不定期イベントも開催する予定だ。

【詳細】
下北線路街
整備完成予定:2020年度
対象エリア:小田急小田原線 東北沢駅~世田谷代田駅
敷地面積:約27,500平方メートル

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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