NECとスターアライアンス、顔認証で空港手続き システムを共同開発へ

2019年7月30日 17:02

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NECの山品正勝執行役員常務(左)とスターアライアンスのジェフリー・ゴーCEO。(画像: NECの発表資料より)

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 ANAが属する航空連合のスターアライアンスとNECは29日、顔認証技術を利用した搭乗手続きなどの空港サービスを共同開発し、2020年3月までに提供を開始すると発表した。これまで搭乗券とパスポートの提示が必要だった、手荷物預け、ラウンジ、搭乗ゲートなどの空港内の手続き・サービスをすべて、顔認証だけで行えるようにする。

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 スターアライアンス便のフライト利用客は、事前に各社のモバイルアプリで顔画像とパスポート情報を登録し、モバイルアプリや空港のキオスク端末でチェックインを行う。この作業のみで、手荷物預け、ラウンジ、搭乗ゲートなどでの本人確認を顔認証だけで通過できるようにする。空港内での旅客の待ち時間が短縮され、スムーズな搭乗と定時運行に貢献し、空港業務の効率改善にもつなげる。

 スターアライアンスは、多くの航空会社が加盟し、そのネットワークは194カ国の1,300超の空港を結び、毎日1万9,000便以上を運航している。これらのネットワークで、共通の顔認証サービスを受けられるようになり、グローバルで旅客の利便性の向上と、空港業務の改善が進む。

 顔認証には、世界最高精度のNECの顔認証技術を採用することで、正確性を確保する。また本サービスは、個人情報保護の観点から、生体情報の使用に同意した利用者にのみ適用される。利用者の顔画像やパスポート情報などは、暗号化されてプラットフォーム内で保存することで、情報の安全性を確保し、利用者の同意なしに個人情報が利用されることはない。

 今後は、空港内だけでなくホテルや商業施設、またレンタカーなどのサービスにも利用拡大を図るという。

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