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熱中症対策の意外な落とし穴! 筋力低下に注意を

2019年6月30日 20:26

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記事提供元:エコノミックニュース

消防庁が公表しているデータを見ると、熱中症による救急搬送人員数は、2012年から17年までの5年間はおよそ大体5万人前後で推移していたが、2018年は92710人に激増

消防庁が公表しているデータを見ると、熱中症による救急搬送人員数は、2012年から17年までの5年間はおよそ大体5万人前後で推移していたが、2018年は92710人に激増[写真拡大]

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 日ごとに暑さが増してきたが、これからの時期に気を付けなければならないのが熱中症だ。消防庁が公表しているデータを見ると、熱中症による救急搬送人員数は、2012年から17年までの5年間はおよそ大体5万人前後で推移していたが、2018年は92710人に激増し、例年の倍となった。このデータを見ただけでも、昨年の暑さがケタ違いだったことが分かる。今年の夏は、昨年よりは幾分かマシになるだろうとも予測されているが安心はできない。

 一般的な熱中症対策としては「こまめな水分補給」や「エアコンや扇風機の活用」がある。少なくともこれらを徹底し、猛暑の日や体調の思わしくない日は、不要不急の外出をなるべく避けることを心がけることだ。ところが、ここに一つ落とし穴がある。

 外出を避けることで懸念されるのが、筋力の低下だ。暑い日はとくにエアコンが効いた居心地の良い部屋から動きたくなくなるのが人情なのだが、その分、運動不足になる。筋肉を使わないので筋肉量も著しく低下してしまう。ましてや高齢者ともなれば、筋力低下が原因で転倒などを起こしやすくなる。ケガを負ったり、最悪の場合、骨折なども心配だ。入院やギプス、車椅子生活になると、更なる筋力低下を招きかねない。

 熱中症は怖いけれど、適度な運動も必要。そんなジレンマを克服する方法はないものだろうか。

 そこで注目されているのがローヤルゼリーだ。ミツバチの巣から採取できる白いクリーム状の物質であるローヤルゼリーは、今まで冷え性や高血圧、美容に効果があるとされてきたのだが、最新の研究では、筋力低下を抑制する機能もあることがわかったのだ。

 東北大学の研究グループが発表した、ローヤルゼリー(RJ)の摂取が高齢マウスの筋肉量・筋力の低下を抑制することを見いだした成果が、米老年医学会のジャーナルであるThe Journals of Gerontology Series A: Biological Sciences and Medical Sciencesに掲載され注目を集めている。

 酵素分解ローヤルゼリーを定期的に飲用した65歳男女のグループが、飲用しなかったグループに比べ、筋力量が増えているということが判明した。これは加齢によって低下すると言われている筋肉の修復能力が、酵素分解されたローヤルゼリーによって増進され、結果として筋力低下を抑制したことを示しているという。

 ローヤルゼリーはタブレットやカプセルタイプなどサプリメント感覚で引用できるものが一般的だが、大手メーカーの山田養蜂場によると、「通常の食事では摂取に時間のかかるアミノ酸を、速やかに摂取できるので、ローヤルゼリーを選ぶときは酵素分解したものがオススメ」とのことだ。

 ローヤルゼリーは生活習慣病予防の面でも近年注目が高まっており、国内だけでなく、海外メーカーも多数参入している市場だ。インターネットで調べると、様々なメーカーから販売されているので検討してみるといいだろう。ただし、身体を守るものなので、値段で選ぶのではなく、成分内容や信頼のおけるメーカーであるかどうかを重視したいものだ。

 とはいえ、ローヤルゼリーだけに頼るのではなく、適度な運動も心掛けてほしい。熱中症になりやすい人は運動不足の人が多いというデータもある。人間は汗をかくことで体温調節するが、運動不足だとその機能が上手く働かず、熱がこもってしまうのだ。日差しのきつい日中を避けて朝方や夕方に適度な散歩をするなど、筋力低下に気をつけて、夏を乗り切ってほしい。 (編集担当:今井慎太郎)

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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