ポルシェ・新型718ケイマンGT4/スパイダー ミッドシップ高回転型NAエンジン 6段MT

2019年6月19日 21:40

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新型「718スパイダー」(画像: ポルシェの発表資料より)

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 ポルシェの718シリーズに、新型「718スパイダー」と「718ケイマンGT4」が追加されることになった。信じられないことだが、いまどき高回転型エンジンだ。NA(自然吸気)で6段MTとなると車重が気になるが、それが1.5t程度だから「ライトウエイトスポーツ」の感が強い。最大回転数8000rpm420psという最高出力は、「ケイマンGT4」では35ps、「スパイダー」では45psで先代モデルを上回っている。ポルシェ・新型911カレラのターボエンジンをノンターボとしたもので、最大トルク420Nmを5000-6800rpmと、かなり高い回転数で発生する。

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 10%程度の向上だが、1.5tほどの車重ではパワーアップの実感があるだろう。燃費向上にも気を遣っているようだが、燃料噴射を5段階に分けるなどは理解できるとして、低負荷状態でエンジン片バンクをシリンダー休止するシステムの採用は、一瞬の加速時などでの反応がどうなのかと気になってしまう。現代の電子制御ECUの速さでは、問題とならないのであろう。

 「ケイマンGT4」のフロントリップスポイラーの形状は、ルマン・24時間レースで昔から使われていた。今回の新型は、「200km/h走行時のダウンフォースを12kg増加させた」としている。200km/h程度になると、標準のスポイラーではフロントが浮いてくる感がしてくるものだが、ドイツ本国ではアウトバーンがあるためフロントスポイラーの大型化は必須だろう。フロントスポイラーは、車両の床下を流れる空気を整流し、浮き上がりを防止してくれる。だからアルピーヌA110のように、床面を成型して流れをよくすると、リアスポイラーが要らなくなる時もある。ポルシェ・新型718ではリアウィングも用意しており、その性能と相まって車両全体で50%のダウンフォースを増やしたとしている。

 また、「ポルシェアクティブサスペンションマネージメント」で30mm車高を低くして低重心化をはかっているなど、空力やサスペンションセッティングにより、MR駆動の軽量スポーツカーの楽しみが存分に味わえる仕様となっている。本来のスポーツカーとはこうした方向性であるべきで、重量級(2tクラス)の豪華装備車はむしろGTに区分すべきであろう。新型「718スパイダー」と「718ケイマンGT4」などの高回転型NAエンジンは、真にマニアの仕様である。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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