コカコーラとセブン&アイ、世界初の完全循環型ペットボトルリサイクル導入

2019年6月6日 11:49

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リサイクルの概要。(画像:セブン&アイ・ホールディングス発表資料より)

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 世界でも初めての試みであるという。日本コカ・コーラとセブン&アイ・ホールディングスが、共同企画商品として展開しているセブンプレミアムの「一(はじめ)緑茶 一日一本」が、6月10日より完全循環型ペットボトル使用商品として生まれ変わる。

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 完全循環型ペットボトルとは何かというと、簡単に説明すれば、セブン&アイHDの店頭で回収した廃ペットボトルを、マテリアルリサイクルして作られたペットボトルだけを使用し、またセブン&アイHDでそれを販売するということである。一つの流通グループだけでリサイクルが完結することから、「完全循環型」というわけだ。

 「一(はじめ)緑茶 一日一本」は、茶葉を撹拌しない製法を用いて抽出し、雑味を抑えたすっきりとして飲みやすい味わいの緑茶である。体脂肪を減らすとされているローズヒップ由来のティリロサイドが含まれていることから、機能性表示食品に指定されている。

 販売店舗は、セブンイレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート、そごう、西武、など全国約2万1,400のセブン&アイグループの各店舗。

 プラスチックのマテリアルリサイクルというのは何かと難題も多いのだが、ペットボトルは比較的リサイクルの「優等生」であるといえる。もともと質の高いプラスチックであることや、取り回しの良さが影響しているものと思われるが、PETボトルリサイクル推進協議会のデータによれば、2012年以降の回収率はだいたい90%前後で推移している。

 ボトル販売量全体に対するリサイクル量の比、すなわちリサイクル率でいえば84.8%である。なお、ボトルからボトルへのリサイクルは、全体の20%ほどを占める。

 日本コカ・コーラとセブン&アイHDの両社は、今後も地球環境に配慮した商品開発とリサイクルスキームの構築を続けていく、としている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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