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歯科医師、患者の口臭が気になる9割超 ADI.G調べ

2019年6月1日 16:23

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「患者の口臭が気になったことはあるか?」との問いと回答。(画像: ADI.Gの発表資料より)

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 お口と常に向き合う歯医者たち。それは口臭と隣り合わせであることを意味する。歯科用医療関連製品の開発・販売を行うADI.G(エイディアイドットジー)は、全国の歯科医師100名と歯科衛生士150名に「患者の口腔内衛生に関する調査」を行った。

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 最初の質問は、「患者の口臭が気になったことはあるか?」。歯科医師98%、歯科衛生士99.3%が「ある」と回答した。歯の治療を行いながら、実は患者の口臭も気になっていたのだった。

 さらに、「口臭が気になった患者に、そのことを伝えたか?」と尋ねた。「はっきり伝えた」との回答は、歯科医師8.2%、歯科衛生士4%、伝える派は少数派。「言いにくいので伝えられなかった」歯科医師は11.2%、歯科衛生士は20.1%。また、歯科医師の8.2%と歯科衛生士の6.7%は「口臭を感じても伝えるつもりはない」と回答した。デリケートな問題だけに、伝えることには慎重だ。

 一方、「治療の必要がある場合のみ伝える」(35.7%)、歯科衛生士では「言いにくいが遠まわしに伝えた」(32.9%)というデータもある。口のプロは伝えにくくても患者のことを思えば伝えなければいけないと思っているのだ。

 続いて「口臭が気になる患者は、どのような方が多いのか?」と質問。すると、歯科医師・歯科衛生士ともに最多の回答は「年配の男性」だった。続いて「年齢や性別は関係ない」、「年配の女性」と続いた。個人の感じ方によるが、口臭は年齢に関係なく誰にでもあるようだ。

 歯磨きがきちんとできていると感じる患者の割合も聞いている。歯科医師・歯科衛生士ともに「2~3割程度」「5割未満」「1割程度」という回答数順だった。歯のプロフェッショナルからみると上手に歯磨きができている人は少ないようだ。

 最後に、虫歯以外で、患者に多いと感じるトラブルついて尋ねた。歯科医師・歯科衛生士ともに第1位「歯周病」、第2位が「日常のケア不足」だった。以降、歯科医師の回答数順は「治療途中の歯の放置」「歯並び」「くいしばり」と続き、歯科衛生士の回答数順は「くいしばり」「歯並び」「口臭」という結果になった。

 今回の調査で判明したことは、歯科医師や歯科衛生士は患者の口臭を感じていた。そして口臭を感じても、患者にはストレートに伝える人は少ないことも分かった。

 確かに、歯科医師などに「口臭がきついですね」と言われた経験のある人は少ないはずだ。「口臭を指摘されたことがないから、自分は大丈夫」と思い込んではいけない。自分の口臭ついて、真実を知りたい人は歯科医師に直接聞いてみると良いだろう。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る

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