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米保健当局、麻疹感染の可能性ある人の旅客機利用止めるため搭乗禁止リストも活用
headless曰く、 米国では麻疹に感染した可能性があり、旅客機での旅行を計画している人に対し、潜伏期間が過ぎるまで旅行を延期するよう各地の保健当局職員が説得するケースも多いらしい(The Washington Post、SlashGear、CNN)。
説得にあたっては米疾病予防センター(CDC)が管理する搭乗禁止リストに載る可能性を示唆すると、ほとんどの人が従うという。職員は航空会社に対し予約を無料で変更するよう交渉するなど、旅行を延期した人の不便が少ないよう努力しているそうだ。搭乗禁止リストに載ると空港で搭乗券が発券されなくなるため旅行を取りやめるしかなくなる。ただし、CDCが旅行者を搭乗禁止リストへ追加するのは、他の手段をすべて使いつくした場合の最後の手段であり、実際に搭乗禁止リストが使われることは少ないとのこと。
米国での麻疹患者は1994年以来という記録的な数となっており、感染者の多くは麻疹流行地域から帰国した予防接種を受けていない人だという。そのため大統領令や法制化により、米国へ入国する人に免疫証明書の携行を義務付けることを求める動きもある。しかし、国際的なルールで免疫証明が義務付けられるのは黄熱病のみであり、米国だけが麻疹に対する免疫を求めれば混乱を招く可能性もある。なお、米国の旅行者では80~85%に麻疹への免疫があり、旅客機内での感染リスクは比較的低いとのことだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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