ヤフオク!とヤマト運輸の配送サービス、セブンイレブンでも受付開始

2019年5月9日 08:34

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利用のイメージ。(画像: ヤマト運輸発表資料より)

利用のイメージ。(画像: ヤマト運輸発表資料より)[写真拡大]

 ヤフー(東京都千代田区)とヤマト運輸(東京都中央区)は8日、ネットオークションサービス「ヤフオク!」とヤマト運輸が提携して行っている配送サービス「ヤフネコ!パック」について、セブンイレブンでも受付を開始したと発表した。配送コードが表示されたスマートフォンを提示すれば、そのまま手続きが完了するのでより簡単に発送作業を行うことができる。

【こちらも】ヤフーとヤマト運輸が連携、宅急便の配達予定をYahooのアプリで事前に通知

 「ヤフネコ!パック」はヤマト運輸が「ヤフオク!」と連携して行っている配送サービスで、通常の宅急便より簡易に配送ができることが特長だ。送料が落札者負担の場合は料金が全国一律でわかりやすくなっており、A4サイズで厚さ2.5cm以内、重さ1kg以内なら「ネコポス」という区分で195円にて配送ができる。また専用ボックスで小さな荷物を送ることができる「宅急便コンパクト」であればこちらも全国一律380円で配送が可能だ。なお送料については直接落札者に請求されるため、配送時に出品者が店頭で送料を支払う必要はない。

 また「ヤフネコ!パック」の利点として、出品者・落札者の名前や住所を秘匿したまま利用できることもあげられる。通常の配送の場合送り状を書く必要があるが、その場合は発送者・受取人の名前と住所を書く必要があり、個人情報の点から抵抗があるとの声もあった。出品フォームで配送方法を「ヤフネコ!パック」に指定すれば、落札時に配送コードが送られてくる。これを使って配送の手続きを行えば、お互いの名前や住所を明かすことなく配送することが可能だ。

 これまでは配送の受付窓口についてファミリーマートかヤマト運輸の営業所が指定されていたが、いずれも店頭にある専用の端末を操作して申込券などを作成する必要があった。今回のセブンイレブンでの受付については、配送コードをレジにて読み込ませれば配送処理が完了するため、より手軽に配送ができる。

 フリマアプリの配送方法としては「メルカリ」が「らくらくメルカリ便」として同様のサービスを行っているが、「ヤフオク!」もサービスの拡充を進めている。フリマアプリやネットオークションで出品する際に手間となる発送方法について、より簡便に行えるような環境が整ってきていると言えるだろう。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る

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