三井住友海上、保険金不正請求検知にAI活用した仏社のシステム導入

2019年4月14日 21:14

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 三井住友海上火災保険は11日、フランス・シフトテクノロジー社による保険金不正請求検知ソリューションの運用を開始した。シフトテクノロジー社は2014年に設立されたフランスのスタートアップ企業であり、保険金支払いの基幹業務でスタートアップ企業のソリューションを本格展開するのは国内初の事例となる。また三井住友海上と同じMS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険も、2020年から運用を開始する。

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 保険金の不正請求の手口は、年々複雑化かつ巧妙化しており、組織的な犯行も増加し、社会問題にもなっている。このため保険会社では、保険金の不正請求に対する対策が急務となっていた。そんな中、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損害保は、保険金の不正検知に優れたノウハウと高い技術力を持つシフトテクノロジー社のソリューションに着目し、導入を決定した。

 シフトテクノロジー社は、2014年にフランス・パリで設立されたスタートアップ企業だ。同社はこれまで、2016年9月にシンガポール、2017年1月に香港に進出するなどグローバルに展開し、70社以上の損害保険会社や生命保険会社に保険金不正請求検知ソリューションを提供してきた。日本では2018年2月に法人登録して事業を開始。2018年4月には三井住友海上とあいおいニッセイ同和損害との提携を発表している。

 保険金不正請求検知ソリューションは、過去に行われた保険金の請求データを解析し、AIの学習モデルを登録、その上で不正判断理由を登録するシナリオ作成を行う。不正請求を発見した場合は、不正率のスコアとそのように判断した理由を対応部署に送信する仕組みとなっている。不正に関連した当事者同士のネットワークを可視化する機能も備えている。

 三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、今後もシフトテクノロジー社との協業を通じて保険支払い業務を高度化し、これまで以上に迅速で適切な保険金支払いに努めていきたいとしている。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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