抗生物質に耐性持ち死亡率高いパンデミック真菌「カンジダ・アウリス」広がる

2019年4月10日 22:41

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記事提供元:スラド

taraiok曰く、 過去5年間で抗生物質や抗真菌剤に耐性を持つ新種の病原真菌「カンジダ・アウリス(Candida auris、もしくはC.auris)」の広がりが進んでいる。C.aurisは、スペインの病院を駆け抜け、ベネズエラの新生児施設を襲い、インド、パキスタン、南アフリカでは定着してしまった。米疾病予防管理予防センター(CDC)によると、すでにニューヨークで309件、ニュージャージーで104件、イリノイでも144件の報告があるとされる(MSN日本医療研究開発機構Slashdot)。

 C.aurisは2009年に日本で女性の耳の中から発見された。当時は無害で治療も容易な真菌感染症の一つだった。その3年後、インドの四つの病院の18人の患者から新しいC.aurisが発見されその後、毎月のように新型が世界各地で出現するようになったという。CDCの2010年のデータによると、毎年200万人が薬剤耐性を持つ感染症に感染し、うち2万3000人が死亡した。世界での薬剤耐性感染による死亡者数は70万人と推定されている。CDCによると、C.aurisに感染した患者の半数近くが90日以内に死亡しているという。

 米国の病院や地方自治体は、感染源と見なされることを恐れて情報開示に消極的だ。CDCでさえも、州との合意に基づき発生に関与している病院の場所や名前の公表は認められていない。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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