夜明け前の空 月・木星・土星の共演 南の空で27・29日

2019年3月26日 12:34

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3月28日午前4時30分頃の東京の星空。(c) 国立天文台

3月28日午前4時30分頃の東京の星空。(c) 国立天文台[写真拡大]

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 3月27日から29日にかけての夜明け前、南の空を見ると月、木星、土星が近くに並んでいるのを見ることが出来る。27日には月と木星が接近し、29日には月と土星が近づく。木星の左にはさそり座の1等星アンタレスも見える。

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 木星の公転周期は11年、土星の公転周期は30年のため木星と土星の位置関係は当分変わらない。したがって、1カ月毎に同じように月、木星、土星が並ぶ光景を見ることが出来る。9月頃は木星、土星と太陽の方向が近くなるので、地球からは見えなくなる。

■地球を守る木星と土星

 月は地球の衛星である。衛星とは「護衛の星」ということであるが、地球を守ってくれているのはむしろ木星や土星のような大型惑星だという話がある。

 木星の質量は地球の約300倍、土星の質量は地球の約100倍である。重力は質量に比例するため、木星や土星の重力は地球の重力と比べて非常に強い。これらの大型惑星は、小惑星を掃除機のように掻き集めてくれているため、地球に小惑星が衝突する危険が少なくなっていると言っている科学者もいる。

 衛星と言えば、地球の衛星は月だけであるが、木星の衛星の数は63を超える。土星も65以上の衛星を持っている。また土星は、その特徴的な輪が有名だが、木星にも薄い輪がある。これらの衛星や環の起源は、木星や土星の強力な重力に捉えられた小惑星が起源かもしれない。

■それぞれの天体までの距離

 地球から見ると方角的に近づいて見えるが、それぞれの天体までの地球からの距離は著しく異なる。月までの距離は38万キロメートルで光の速さで1.3秒である。木星軌道までの距離は7億5千万キロメートルで光の速さで40分。土星軌道までの距離は15億キロメートルで光の速さで80分かかる。

 アンタレスに至っては光の速さで550年もかかる距離だ。宇宙の大きさは 日常的な感覚を超えている。

 「春はあけぼの」と清少納言が言っていましたが、「あけぼの」とは夜がしらじらと明け始めるとき。少し早起きをして、空が明るくなる前に月と星々を眺めて宇宙の広さに思いを馳せるのも風流ではないだろう。(記事:創造情報研究所・記事一覧を見る

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