ホワイトマウンテニアリング、2019年秋冬ウィメンズコレクション発表

　ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering) 2019-20年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。

■“ミューテーション”をテーマに

　2019-20年秋冬メンズコレクションに連動して、突然変異を意味する“ミューテーション”をテーマに掲げた今季。様々な要素がミックスされることで、突発的に新たなものへと変化していく――。そのようなイメージをもとに、デザイナー相澤陽介はワードローブに命を吹き込んでいく。

■異素材のドッキング

　ベージュやブラウン、ブラックといったベーシックなカラーパレットが採用された今季。その落ち着いたムードのコレクションに面白みを持たせているのは、異素材のドッキングである。例えば暖かみのあるボアをあしらったベージュのブルゾンには、MA-1のツイル生地を合わせてミリタリーなムードをプラス。クールな雰囲気漂うブラックも展開される。

■相反するシルエットで遊んで

　ベージュ系でアウターとボトムスを纏めたルックは、異なる表情を持つ異素材のシルエットで遊び心を添えた。横に幅広のラインを入れたボリューミーなダウンには、細かいプリーツを縦に施したロングスカートを合わせて。またスカートは、フロントにチェック地を重ねたラップスカートのようなデザインとなっている。

■ディテールをアクセントに

　モノトーンのミニマルなアイテムにスパイスを与えるのは、ディテールの存在である。ブラックのベーシックなスカートは、ウエストを絞るドローコードをあしらってスポーティなムードに。一方カジュアルなホワイトのトップスは、サイドを絞るアジャスターベルトをあしらったことで、女性らしいラインを生み出すエレガントな一着に仕上がっている。

■バリエーション豊富なニット群

　秋冬らしいニットを多く揃えたのも今季の特徴といえよう。鹿の子模様を施したVネックニットや、ローゲージニット、タートルニットなど、同じホワイトであっても網目模様やデザインによって異なる表情を魅せてくれる。