宮城県塩竈市で電子地域通貨「竈コイン」の実証実験 外貨でもチャージ

2019年3月5日 07:55

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「竈コイン」ロゴ(画像: JR東日本スタートアップの発表資料より)

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 ポケットチェンジ(東京都港区)は4日、 宮城県塩竈市内の加盟店で利用可能なキャッシュレス決済サービス「竈(がま)コイン」の実証実験を3月9日より開始すると発表した。アプリを通して1円単位でスマホ端末にチャージできる電子地域通貨となる。

 「竈コイン」はインアウトバウンド仙台・松島(仙台市青葉区)を発行体として、ポケットチェンジが開発。ポケットチェンジの提供するアプリ「ポケペイ(ポケットチェンジPAY)」をスマートフォンにインストールし、仙台空港や仙台駅・本塩釜駅にあるキオスク端末を通じて現金をチャージすれば、「竈コイン」として塩竈市内で利用できる。対応通貨(硬貨・紙幣)は、円の他に米ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォンがある。1円、1セントからチャージができるため、訪日外国人観光客にとっては小銭も無駄にすることなく利用できるところが特長だ。

 チャージした「竈コイン」は塩竈市内の加盟店舗で利用できる。加盟店では専用ポケット端末「ポケットレジ」を通じて、「竈コイン」をチャージしたスマホをかざし決済を行う。またQRコードを読み込んでの決済も可能だ。実証実験では、地場の水産業を生かした寿司店やかまぼこ店など、約30店舗にて利用可能。余った「竈コイン」は、Suicaにチャージすることもできるため、残高を残すことなく利用できるようにし観光客らの利便性を高める。

 また2019年3月末までに専用アプリをダウンロードし「竈コイン」をインストールすると、500竈コインをプレゼントするキャンペーンも実施。8日には仙台駅にてデモンストレーションイベントを行い、デモ機による「竈コイン」のチャージと決済などが体験できる。

 「竈コイン」は、JR東日本とJR東日本スタートアップによる「JR東日本スタートアッププログラム」の一環として実施されるもの。このプログラムは、ベンチャー企業などから駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくものだ。

 「竈コイン」は通常のクレジットカード決済よりも決済手数料が安く設定されており、地域通貨として商品の特別割引や、「竈コイン」でしか買えない商品の提供など様々な面での展開が期待されている。

 塩竈市は仙台市から車や電車で30分ほどの距離にあるが、有名な観光地である松島が隣接しているため観光客が素通りしがちな位置にある。一方で水産業のさかんな街であり、塩竈港のマグロ漁獲量は日本一を誇る。人口当たりの寿司店の数も日本一多い。海の幸に恵まれた塩竈市の活性化に、「竈コイン」というキャッシュレスの地域通貨が寄与することが期待される。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る

関連キーワード宮城県訪日外国人Suica

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