アスリートとしての志を見せ始める四三!「いだてん」第7話レビュー

2019年2月19日 09:29

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■オリンピックに向けて動き始めた7話

 四三がいよいよ治五郎と話し合い、オリンピック出場を決めたNHKの大河ドラマ「いだてん」6話。治五郎の心労絶えない姿とスピーチに聞きほれた四三が涙し、素直に出場を決めた姿が印象的だったが、スポーツ面につきまとう「お金」の問題が見え隠れする。その問題にいよいよ迫りつつ、アスリートらしい四三の姿が7話では見られた。

【前回は】治五郎の「スポーツ」にかける情熱が日本を動かす!「いだてん」第6話レビュー

■日本人初出場の2人が邂逅

 金銭面の問題を抱えながらも、ついにオリンピック出場に腹をくくった金栗四三(中村勘三郎)。その一方で、金銭的にはそこまで問題もなかった三島弥彦(生田斗真)は未だに出場を渋っており、嘉納治五郎(役所広司)は新聞記事などを使いながら闘争心を煽っていく。

 ある日、弥彦で三島家にてオリンピック参加に大反対する母と兄の前で土下座をし始めた。しかし、徐々に手と姿勢が変わり始め、女中であるシマ(杉咲花)の合図と共にクラウチングスタートでダッシュをはじめる。弥彦は酒もタバコも止め、家柄のことを振り切るように出場を決める。

 四三も心苦しい中、実家に送った資金援助を願う手紙の返信が届いてくる。そこには兄である実次(中村獅童)から「田畑を打ってでも資金を作る」と書かれており、一安心する。そして、 明治45年2月に四三と弥彦は治五郎のいる校長室にて、ついてにオリンピックのエントリーシートに署名を行った。

■マナー、言語指導に四苦八苦する四三

 いよいよオリンピックへ出場することを決心した2人は、大森兵蔵(竹野内豊)の妻でアメリカ人である安仁子から英語や西洋マナーを教わることになる。そのために弥彦は三島家を貸し出し、四三は初めて三島家を尋ねてカルチャーショックを受ける。

 慣れない言語とマナー指導に、マラソン練習とは違った疲れを感じる四三。そんな彼の元に、女中のシマがやってくる。彼女はおにぎりの入った包みを持っており、弥彦から差し入れだと告げる。心底嬉しそうな四三に対し、シマは約40里を走った気持ちを尋ねる。しかし、四三は「わからない。それを知るために走っている」とだけ答えた。

 実次から援助の手紙こそ届いたものの、一向に援助の音沙汰がない。そのことに不安を覚えている中、約10万円(現代の価格で30億円以上)の借金を抱える治五郎は四三を連れ出す。そして、治五郎は大事にしていた勝海舟から送られた背広を質屋に出し、その金を「はなむけだ」と言って四三に手渡す。四三は治五郎に言われた通り、そのお金を握りしめて三越呉服店に向かい、はじめてスーツを仕立てるのだった。

 四三がついにオリンピックへ準備をはじめた第7話。どのような人でもフランクになれる弥彦と生真面目な四三の対比がうまく表現されており、それが家族感の違いにつながっているのもおもしろい構成となっていた。そして、第7話のラストには四三の家族を象徴するように実次が上京してくるシーンも、まさに四三らしい物語だなと思わせてくれる。

 「いだてん ~東京オリムピック噺~」は毎週日曜20時からNHKにて放送中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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