関連記事
ケンコーマヨネーズは第3四半期間(10月~12月)で営業利益伸長
■2つの新工場の生産も軌道に乗り、生産効率もアップ
ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)は8日引け後、第3四半期連結業績を発表した。第3四半期間(10月~12月)は新工場の生産効率も上昇し、営業利益が伸長している。
四半期別の営業利益を比較すると、第1四半期間(4月から6月)は7億48百万円、第2四半期間(7月から9月)は7億08百万円、第3四半期間は9億25百万円となっている。
第2四半期の営業利益が少ない背景には、18年4月に北海道のダイエットクック白老の新工場を稼働したことと、18年6月の関東ダイエットクック神奈川工場を稼働したことに要因がある。共に新工場の立ち上げから軌道に乗せるまでに生産効率が低下したといえる。
ところが、第3四半期間に入って2つの新工場の生産も軌道に乗り、生産効率もアップしたことから営業利益が伸びてきた。
その結果、今期19年3月期第3四半期連結業績は、売上高569億01百万円(前年同期比1.8%増)、営業利益23億81百万円(同30.1%減)、経常利益24億01百万円(同30.3%減)、純利益14億33百万円(同40.1%減)となった。
第3四半期に入り、営業利益は伸長したが、通期連結業績予想は、前回発表を据え置いている。
ちなみに、19年3月期通期連結業績予想は、売上高745億円(前期比2.4%増)、営業利益29億20百万円(同30.0%減)、経常利益30億円(同27.7%減)、純利益22億70百万円(同21.1%減)を見込んでいる。
しかし、四半期毎の営業利益率を調べると、第1四半期間4.07%、第2四半期間3.71%、第3四半期間4.74%と第3四半期間で改善している。
もし、第4四半期間も第3四半期間と同じ利益率だと仮定すると、第4四半期間の営業利益は8億34百万円となり、通期の営業利益は32億15百万円となる。利益面の上方修正が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【小倉正男の経済コラム】「キャスター」VS「SNS」、正義は独占できない(2018/11/10)
・スリープロはレンジ下限水準から続伸、3Q高利益進捗率業績を見直し決算発表に期待を高め下げ過ぎ訂正(2018/11/06)
・トレジャー・ファクトリーは調整一巡感、19年2月期予想に上振れ余地(2018/11/09)
・LTSは続落も3Q決算発表を前に年平均利益成長率19.9%を手掛かりに押し目買い好機(2018/10/23)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
