ホンダEV幕開けは初代シビック、N360のコンセプトと同質? ジュネーブショーで発表

2019年1月28日 11:48

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ホンダが公開する新EVのプロトタイプイメージ。(画像: Honda Europeの発表資料より)

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ホンダは、新EVのプロトタイプを、ジュネーブモーターショー2019(開催期間:3月7日~17日)で公開すると発表した。2017年フランクフルト・モーターショーで発表された「アーバンEVコンセプト」の市販版と考えられる。「プロトタイプ」と発表されたことで、より市販モデルに近付いたと判断できる。

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 発表されたイラストから見ると、「アーバンEVコンセプト」のイメージで、「アーバンカー」と思われる外観だ。また、「アーバンEVコンセプト」では2ドアであったが、目撃され写真に撮られた(ホンダ自身でリークしているのだろうが)ものを見ると、4ドア、おそらくは5ドアと実用向けになっている。

 このコンセプトは、なるほど初代シビックやN360と一致するものだが、2017年「アーバンEVコンセプト」を写真で見たときからこのコンセプトには合点がいかない感がする。それは、「EVはシティーカーなのか?」と言った素朴な疑問だ。多分、バッテリーの現状の航続距離などから考えて、買い物などに使う近距離に使う車と判断しているのであろう。すると、N360が登場したときのように、シティーカーと位置付けたほうがウケが良いのだろう。

 しかし、現実には、地方ではガソリンスタンドの閉鎖が続き、給油のために遠方に出かけねばならないなどの事態が発生しており、家庭で充電できるEVの使い勝手が上がってくる情勢だ。航続距離がEVでは限られるため、シティーカーなのだろうが、逆にその特性で「過疎地における買い物車」にかなり適している。どちらにしても、車の燃費が良くなる方向で、かつ所有台数も減る情勢では、ガソリンスタンドも淘汰され、これから過疎地では給油が難しくなってくる可能性が高い。皮肉なことだが、ガソリンスタンドが減ることでEVの流れが出来るかもしれない。

 また、全固体電池の量産が始まると、EV化が一気に始まるかもしれない。それも「シティーカー」ではなく、過疎地から始まる可能性が高いと考えられる。初代シビック、N360のコンセプトはそのまま生きるのであり、EV普及の上質な小型車になり得るものと感じる。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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