トヨタ・スープラとBMW・Z4生産は同工場 トヨタ生産方式を学ぶ?でも最速は譲らない

2019年1月20日 10:57

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  • トヨタ・スープラ

■今度はBMWがトヨタ生産方式を学ぶ場面?

 マグナ(Magna)社は、新型トヨタ・スープラを、子会社マグナシュタイヤー(Magna Steyr)オーストリア・グラーツ工場において、生産を開始すると発表した。この工場はBMW・Z4を生産する工場だ。そのため、これは当然のことと考えられる。競合する2台の車だが、プラットフォームもパワープラントも基本は同じであるので、生産ラインを分けてしまっては共同開発の意味はあるまい。生産については、今度はBMWがトヨタ生産方式を学ぶ場面であろう。

【こちらも】ついに全貌を見せたトヨタ・スープラ BMW・Z4との共作はトヨタのお勉強?

 スープラとZ4の2車種は、顧客がどちらのボディを選ぶかで生産台数が変化するはずで、これをそれぞれ専用ラインで組み立てるのは愚行と言うほかないこととなる。つまり、ラインが同じであれば、どちらが売れてもラインの稼働率は変わらず、利益率が上がることとなる。トヨタとBMWの競合他社であっても、同一の会社のようにふるまえるのは新しい関係性を生み出せるかもしれない。

 現在、ルノー・日産・三菱のアライアンスの危機が叫ばれているが、これを解消してしまったら3社にとって同じように打撃となることになる。今後、協力関係として競合他社間でラインを共用することも考えられる時代なのだ。

■BMWオープンカーは重くなる、でも最速は譲らない

 クーぺボディーのトヨタ・スープラとオープンボディーのBMW・Z4では、車重で100kg程度の差があるようだ。これは当然で、オープンは屋根がないのでフロアの部材だけでプラットフォームの強度を出さねばならないからだ。トラックなどの梯子型フレームのプラットフォームでは、ねじれを押さえるのに重量がかさむ。これは、ハンドリングに大きな影響を出す要因だ。オープンボディでは、ドア部分でどうしてもフロア部材のみで強度を持たねばならないため、梯子型フレームと同様の捻じれが出ることとなる。

 この捻じれを抑え込んで、BMWが満足できるハンドリングと乗り心地を得るには、車重が少々かさんでも仕方ないとしているのだろう。BMW・Z4(ロードスター)M40iに、3.0L直6ガソリンターボエンジンを搭載し、最大出力382hp、最大トルク51kgmを発揮させる。0~96km/h加速では、新型スープラよりも0.2秒速い3.9秒を発揮する。「重いなら出力を上げるのみ」なのであろう。さすがにBMW、最速は譲らない。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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