経産省とボーイング、航空機の電動化や自動化技術開発で協力

2019年1月17日 09:15

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磯﨑仁彦経済産業副大臣と、 ボーイングのグレッグ・ハイスロップCTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)。(画像: 経済産業省の発表資料より)

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 経済産業省は15日、米航空機大手ボーイングと航空機の電動化や自動化の技術開発などで提携することに合意したと発表した。経産省がボーイングに協業相手となる日本企業を紹介することになる。

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 日本の中部地域の工場においては、ボーイング787ドリームライナーの部品のおよそ35%を製造しており、元々日本企業とボーイングとは良好な関係にあった。

 最大のライバルであるエアバスは既にドイツの重電大手のシーメンスなどと電動化で提携している。そこで、ボーイングも将来の電動化に備えて協業先を模索していたところであった。

 国連の国際民間航空機関(ICAO)は、2016年10月に国際線の航空機の温室効果ガス排出を規制する国際的枠組みに同意した。本総会はカナダのモントリオールで開催され、日本を始め米国、中国、欧州などの191カ国が参加している。経産省とボーイングの技術提携の合意はこれを受けたものである。

 動力に電動機を使用する電動航空機の歴史は古く、既に1970年代には有人・無人の機体が製造されている。電源はバッテリー、太陽電池、燃料電池など。ソーラープレーンと呼ばれる航空機にはこの太陽電池が使用されている。

 一般的な概念としては、従来のプロペラ航空機のエンジンと燃料を、電動機と電源に交換したものである。その為機体設計はそのままにして既存の航空機を改造する例が多いという。

 基本的にはプロペラ機のみになるが、エアバスは「ダクテッドファン」を使用するAirbus E-Fanを開発している。ダクテッドファンとは、円筒形のダクト及びナセルの中にプロペラ状のファンを装着し、それを回転させる方式のこと。

 電動航空機の利点としては、音や振動が少なく、燃料が不要な為軽量化され、メンテナンスも簡素化させるなどが挙げられる。

 欠点としてはプロペラ機のみとなり、大容量の電池が必要なこと。加えて、消耗した電池をそのまま積んでおかなければならないこと、電池が高価なこと、航続距離が短いことなどが挙げられる。

 こうした欠点をひとつひとつ改良し、電動航空機が世界の空を飛行する日が待ち遠しいものである。(記事:kan1713・記事一覧を見る

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