ジャンプ漫画を“拾って回し読み”できるアプリ「マワシヨミジャンプ」登場

2019年1月11日 16:43

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 週刊少年ジャンプ編集部は10日、マップ上の漫画を拾って回し読みができる新アプリをリリースした。

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 今回発表された「マワシヨミジャンプ」とは、スマートフォンなどの位置検出情報を利用し、電子書籍を文字通り「拾って回し読み」できるサービスである。

■「ジャンプアプリ開発コンテスト」入賞企画

 週刊少年ジャンプ(集英社)編集部では、1月10日より新アプリ「マワシヨミジャンプ」を公開した。このアプリはスマートフォンなどの位置情報と連携し、マップ上で表示された電子書籍を“拾って”読むことができるもの。さらに読み終えた電子書籍をマップ上の好きな場所に置くことでき、他のユーザーがまたそれを「拾って」読むことができるなど、まさに“回し読み”も可能となっている。

 集英社では、「電車の網棚に置かれた漫画誌を手に取ることで、知らなかった作品を読んで好きになるような体験」を蘇らせたい思いから企画したとしている。

 アプリを使って拾い読みができるのは「週刊少年ジャンプ」バックナンバー以外に、『ONE PIECE」『DRAGON BALL』『僕のヒーローアカデミア』『ジョジョの奇妙な冒険』など新旧さまざまな人気作品が600冊以上。それらがマップ上に落ちており、“1日1冊”が拾って読むことができる。

 またこれら各電子書籍には、拾った人の感想などが投稿できる「マワシヨミ帳」が付いているため、本が(アプリの)マップ上をどう移動し、どのような感想が書かれているのかも確認可能だ。

 電子書籍は「ジャンプBOOKストア」や「少年ジャンプ+」とも連携をしているので、同じアカウントで本棚を共有でき、拾った漫画の続きがすぐに読みたい場合は「コイン」を購入すれば可能となる。

 実はこの「マワシヨミジャンプ」、ジャンプ創刊50周年を記念して行われた「ジャンプアプリ開発コンテスト」の第1期入賞企画であり、受賞した「ミライアプリ」と少年ジャンプ編集部が共同で企画・制作した新アプリとなっている。

 多くの人気作品を持つ「少年ジャンプ」の企画だけに、これからの展開にも期待したい。(記事:高塔・記事一覧を見る

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