首相、オランダ・イギリス両国首脳と会談へ離日

2019年1月10日 09:24

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 安倍晋三総理は9日、オランダ、イギリス訪問へ出発前の会見で、今回の訪問の意義について「日本の首相としての訪問であると同時に、G20大阪サミットの議長としての訪問だ」と述べた。

 そのうえで「オランダのルッテ首相、イギリスのメイ首相と世界経済、貿易、地球規模の課題など広範な課題について意見交換し、G20の成功に向けた協力を確認したい」と語った。

 また、安倍総理はイギリスのEU(欧州連合)離脱には世界の注目が集まっている、とし「今週、英国の議会で審議が再開され、来週、採決される。正にこの問題で英国を訪問し意見交換することは極めて有意義だと思っている」とし「日本の考え方について、しっかりと伝えていきたい、メイ首相と話し合ってきたい」と述べた。

 菅義偉官房長官は安倍総理の両国訪問について「オランダでは、ルッテ首相との首脳会談を行い、伝統的に良好な日蘭関係の更なる強化を確認する」としたほか「英国でもメイ首相と首脳会談等を行い、EU離脱による世界経済及び日系企業への悪影響が最小限となるよう働きかける。また日英関係の一層の強化を確認するとともに、G20に向けた協力、北朝鮮情勢を含む重要な共通課題についての緊密な連携を確認する」と会見時に語っていた。11日帰国する。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
大阪でのG20サミットに8か国9国際機関招待
制度構築・運用に万全期す、与党連絡会議で総理

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事