オランダの宇宙飛行士、ISSから緊急通報番号に誤発信した体験語る

2019年1月6日 22:07

印刷

記事提供元:スラド

ESA宇宙飛行士として2004年と2011年~2012年に国際宇宙ステーション(ISS)に滞在したオランダのアンドレ・カイパース氏が2日、オランダの公共ラジオ放送NPO Radio-1の番組「Met Het Oog Op Morgen」に出演し、誤ってISSから米国の緊急通報番号(911)に電話をかけてしまった体験を語っている(SlashGearの記事NOSの記事Hart van Nederlandの記事Kidsweekの記事)。

ISSの電話は米国・ヒューストンのジョンソン宇宙センター経由で電話回線に接続しており、外線に発信する場合は最初に「9」を押すのだという。国際電話の場合は続いて「011」を押すのだが、微小重力下で手元の定まらなかったカイパース氏は「0」を押しそこなってしまい(「9」を2度押した?)、「911」につながってしまったとのこと。翌日、カイパース氏は911に電話したかどうか確認する電子メールを受け取ったそうだ。

カイパース氏が911センターと何か会話をしたかどうかについては触れられていないが、911センターでは確認のためジョンソン宇宙センターにファーストリスポンダーを出動させたらしい。ファーストリスポンダーは電話のある部屋を探し当てたものの、そこには誰もいなかったとのこと。カイパース氏はISSに誰も出動してこなかったのは残念だったと、この話題を冗談で締めくくっている。 

スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 国際宇宙ステーション | 変なモノ | サイエンス | 宇宙

 関連ストーリー:
眠っている間にApple Watchが警察を呼んでしまうトラブル 2018年03月24日
米カリフォルニア州サクラメント郡、Appleからの緊急通報誤発信が相次ぐ 2018年02月25日
誤って緊急通報システムを攻撃するPoCを公開して逮捕されたアリゾナのハッカー18歳 2016年10月30日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事