米国、2019年1月に20年ぶりに新たな「著作権保護期間切れ」作品が登場

2018年12月26日 15:30

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 2019年は米国において20年ぶりに「著作権保護期間が終了する著作物」が登場するという。

 米国では日本に先駆けて著作権保護期間の延長が行われており、1998年には著作権保護期間が75年から95年に延長された。その結果、1998年以降20年間は新たに著作権保護期間が終了する著作物がなくなるという事態になっていた。

 なお、1998年の著作権保護期間延長にはウォルト・ディズニー・カンパニーの強い意向が働いていたとされている。ミッキーマウスが初めて登場した映画「蒸気船ウィリー」は1928年に公開されていたため、著作権保護期間が75年だった場合、2004年にその保護期間が終了するためだ。

 2019年に著作権保護期間が終了する著作物としては詩人ロバート・フロストの詩「雪の降る夕方森に寄って」や作家・戯曲家のゼイン・グレイによる「The Vanishing American(消えるアメリカン)」、アーサー・コナン・ドイルの旅行記「Our American Adventure(私たちのアメリカ旅行)」などがあるとのこと(GIGAZINESlashdot)。

 スラドのコメントを読む | YROセクション | 著作権 | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
TPP11、12月30日に発効へ、著作権保護期間は70年に 2018年11月02日
米議会、1972年以前の録音物について2067年まで著作権保護期間を延長する法案を議論中 2018年05月24日
古典落語の実演は上演後50年で保護期間が切れる? 2016年01月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事