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豪ニューサウスウェールズ州、カンガルーに対応の自律走行車テスト実施へ
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のダボ市で2019年、道路に飛び出してくるカンガルーへの対応を主眼とする自律走行車のテスト運用が12か月にわたって行われるそうだ(ニューサウスウェールズ州のメディアリリース、Mashableの記事、Daily Liberalの記事)。
テストに使われる車両は、トヨタ・ハイラックスの市販品に英Conigitalの自律走行システムを取り付けたもの。ただし、現在の自律走行システムではカンガルーの動きに対応できないため、8か月かけて開発が行われたとのこと。
カンガルー検出の難しさは昨年、Volvo AustraliaのテクニカルマネージャーがABC Newsに語っている。同社は大型動物検出ソフトウェアを開発しているが、カンガルーはジャンプしながら進むため、空中に浮いているときは実際よりも遠方にいるように認識されてしまうのだという。
ニューサウスウェールズ州ではカンガルーやワラビーと自動車の衝突により年間100人ほどが重傷を負っており、2018年には2人が亡くなっている。ダボでのテストは将来の自動車でカンガルーを回避できるようにする道を開くものになることが期待されている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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