NY株式:NYダウ653ドル安、政府機関の一部閉鎖を嫌気

2018年12月25日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウ653ドル安、政府機関の一部閉鎖を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は653.17ドル安の21792.20、ナスダックは140.08ポイント安の6192.92で取引を終了した。午後1時までの短縮取引で閑散取引となる中、メキシコ国境の壁建設費用を含む暫定予算案が合意に至らず、前週から政府機関の一部閉鎖が続いており、政権運営への先行き懸念から大幅下落となった。ムニューシン財務長官が、金融市場の混乱を受けて主要銀行トップと相次いで電話会合を行ったとの報道も、投資家の不安を増大させた。セクター別では全面安となり、特に公益事業や家庭用品・パーソナル用品の下落が目立った。

政府機関の閉鎖を受けて金融市場の混乱が意識され、バンク・オブ・アメリカ(BAC)、JPモルガン(JPM)、シティグループ(C)など金融関連株の下落が目立った。原油相場の下落で、石油のマラソン・オイル(MRO)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移。電気自動車のテスラ(TSLA)は、マスクCEOが納入遅延により連邦税控除が受けられない顧客については、同社が差額を負担すると表明したほか、中国での「モデル3」の値下げが明らかとなり下落した。

25日(火)はクリスマスの祝日となるため、米国株式相場は休場となる。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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