テイラー・スウィフトのコンサート会場でテロ対策用の顔認証システム

2018年12月21日 22:29

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 以前、香港の人気歌手のコンサート会場に設置された顔認識カメラによって逃亡犯が相次いで逮捕されるという話があったが(過去記事)、米人気アーティスト、テイラー・スウィフトのコンサート会場でもセキュリティ目的のためにこのような顔認識カメラの設置が行われていたという(米Rolling Stone)。

 2017年5月のマンチェスター・アリーナでの自爆テロ事件以降、テイラー・スウィフトのような大物アーティストが行う規模のライブイベントでは、セキュリティ対策が重要な課題になっているという。

 顔認識カメラが設置されたのは5月18日にカリフォルニア州で開催されたコンサート。取得した顔画像は、テイラー・スウィフトの「数百人のストーカー」の情報と照合されていたという。

 この顔認識システムを提供したのは米エンターテインメントシステム企業Oak View Groupで、こうしたイベントテロ対策のための専門部隊であるという。テイラー・スウィフトはテロ対策に積極な立場を取っているようで、今年6月に行われた公演でも昨年のマンチェスター・アリーナにおけるテロ事件の被害者に追悼の意を表している。一方で、無断で無差別に顔認証データを収集することについてはさまざまな意見があるようだ(ITmediaNMEJapanSlashdot)。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | プライバシ

 関連ストーリー:
香港人気歌手の中国ツアーを見に来た逃亡犯、相次いで逮捕される。顔認識カメラで見つかる 2018年07月27日
中国の顔認識システム、数万人の観客を集めたコンサート会場で指名手配中の容疑者を特定 2018年04月15日
米シカゴ市で初となる顔認識システムでの検挙 2014年06月14日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事