満足度はトップクラス!「大恋愛~僕を忘れる君と」最終回から目が離せない

2018年12月14日 19:01

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■2018年秋ドラマで満足度の高い「大恋愛」がいよいよ最終回

 2018年の秋ドラマもすでに終盤となり、ほとんどが最終回を迎えつつある。今回のクールでは前評判と大きく違った作品が多いように感じたが、その中でも話数を重ねる中で大きな反響を見せたのが「大恋愛~僕を忘れる君と」だろう。

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 数々の恋愛ドラマを手掛けてきた脚本家・大石静氏のオリジナル作品であると共に、ムロツヨシが初めて恋愛ストーリーの連ドラ主役を務めたことでも話題となった。さらに、相手役の戸田恵梨香も長年の女優業で培われた演技力を見せ、若年性アルツハイマーという難しい役どころをしっかりと演じ切っている。

 視聴者を対象に実施される独自の満足度調査「オリコンドラマバリュー」では、10月期では満足度100点満点中96点とかなりの高額点もマークしており、視聴率も上り調子だ。そんな話題沸騰の「大恋愛」も2018年12月14日にて最終回を迎えるのだが、直前のエピソードでは不穏な空気も流れていた。

■幸せ一杯の2人に子供が生まれるものの…

 女医として活躍していた北澤尚(戸田恵梨香)は、6歳年上の医師・井原侑市(松岡昌宏)と婚約関係にあったが、元小説家で現在は宅配業務のアルバイトをする間宮真司(ムロツヨシ)と運命の出会いを果たし、2人は自然と惹かれあい恋愛関係に発展していった。

 しかし、尚は突然若年性アルツハイマーを患ってしまい、真司と一緒に幸せになることについて不安を抱くことになる。それでも真司は彼女を愛し続けることを誓い、より一層愛情を深めていくことになる。さらに、真司は彼女と出会うことで再びペンを持つことを決意し、小説家として知名度を上げていくことになるのだった。

 幸せそのものだった2人は、さらに子供も授かるなどまさに人生の絶頂期を迎える。無事に生まれた子供には「恵一」という名前が付けられ、育児もこなしていくものの尚の病気は進行していく。家にはメモの数が増え、真司の担当編集者が子育てのサポートに付くことも増えていった。現状にイラつく尚だったが、それでも真司は彼女のことを拒絶しなかった。

■ついに事件が発生、そのとき尚は‐

 2人で懸命に子育てをするも、子供が3歳にもなるとさらに育児が難しくなっていく。それに比例するように尚の病気も進行し、すでに日常生活にも支障が出始めていた。それでも恵一は外で遊びたがるため、真司は2人を赤い糸でつないで外出をさせた。しかし、尚が帰ってきたとき、その糸の先に恵一はいなかったのだ‐。

 尚の病気は進行が止まらず、ついに恵一が行方不明になるという事件が発生。いないことに気付けてもなぜいないのか理解できない尚に、ついいらついて怒鳴ってしまう真司の姿も映し出され、悲壮感漂う雰囲気が漂うエピソードが最終回直前にて語られる形となった。

 無事に恵一は見つかるものの、現状に耐えられなくなった尚が失踪するところで9話は終わってしまう。徐々に弱っていく尚を演じる戸田恵梨香の演技について心を締め付けられそうになるが、やはり最終回にてどのようなエンディングを迎えるのか確認したいところだ。

 「大恋愛〜僕を忘れる君と」最終回は、TBS系列にて12月14日(金)22時から放送予定。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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