市民の町おこし案を「ふるさと納税」活用のクラウドファンディングで実現 五島市

2018年11月7日 08:41

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プロジェクトを支援する五島市のPR画像(長崎県五島市の発表資料より)

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 11の有人島と52の無人島からなる長崎県五島市は、市民から募集した町おこしプロジェクトを実現するため、6日からクラウドファンディングによる寄付金の募集を始めた。この寄付は、ふるさと納税の対象となり、税金の控除・還付が受けられる。五島市には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産に指定された集落があり、最近は観光地としても注目されている。さらなる町おこしにつなげたいと期待を寄せている。

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 寄付を募るのは、事務員の藤田佳子さんが発案した「日々のくらしに新しい取り組みを。五島で開催、定期映画上映会!」と、島内唯一のパソコン専門店を経営する橋本賢太さんの「五島列島の写真や動画を集めた、プラットフォームづくりを」の2つ。

 藤田さんが取り組むのは、映画館のない五島市で、定期的に映画上映会を開き、多くの市民に映画の世界観に浸ってもらうというプロジェクトで、目標金額は120万円。集まった資金で、大型プロジェクターや音響設備を購入する。

 また、橋本さんが取り組むのは、五島列島の魅力を伝える写真や動画を誰でも投稿・販売できるウェブ上のプラットフォーム「五島ストック」の制作で、目標金額は150万円。写真や動画だけでなく、イラストや音楽も投稿できるようにするといい、資金はウェブ制作費や動画制作費、撮影機材の購入などにあてる。

 クラウドファンディングサイト「レディーフォー」上で、資金を募り、どちらのプロジェクトにも、寄付額に応じて、上映会の打ち合わせへの参加や素材のダウンロード権といった返礼がある。

 市は、今年7月から8月末まで市民から島の活性化につながるプロジェクトを募集。審査の結果、今回の2件を選んだ。クラウドファンディングに関する事務処理は市が行い、市のプロジェクトと認定されることで、取り組みに対する信用力が高まり寄付を募りやすくなるメリットがあるという。

 野口市太郎五島市長は「かつては五島にも映画館があり、娯楽の場となっていた。多くの人が気軽に映画を楽しめる『五島らしい映画館』ができるのを楽しみしている。また、素材販売サイトができれば、高品質な素材で五島をPRできるだろう。多くの方の支援でプロジェクトが成功することを祈っている」と話している。

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