アマゾン、法人向けの「Businessプライム」を提供開始

2018年10月27日 18:48

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 アマゾンは、既に存在していた法人・個人事業主向けの購買専用サイト「Amazonビジネス」において、有料会員サービス「Businessプライム」の提供を開始した。

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 個人向けの「アマゾンプライム」の法人版というわけだが、その内容はというと、1,800万点以上のプライム配送対象商品の当日お急ぎ便、お急ぎ便、お届け日指定便の無料化というのは共通である。

 そのほかに、Businessプライム会員の独自特典として、購買分析ダッシュボード機能、購買コントロール機能などがある。

 プランは4つある。Essentialsプラン、Smallプラン、Mediumプラン、Unlimitedプランである。ビジネスアカウントには登録ユーザー数というものがあるので、その数に対応している。Essentialsから順に、最大3ユーザー、最大10ユーザー、最大100ユーザー、そしてUnlimitedがユーザー数無制限となっている。年会費は税込で、やはりEssentialsから順に、3,900円、1万3,500円、3万7,800円、27万円。

 独自特典の機能については以下の通り。

■購買分析ダッシュボード

 Amazon QuickSightを活用する機能。法人・個人事業主のユーザーの購入実績を、ビジュアル化することで、データのダウンロードや分析に費やす時間を削減、購買傾向を判断しやすくするというもの。ちなみにアメリカ、ドイツでも同時に提供開始となる(両国ではBusinessプライムそのものは既に実装されているが本機能は同時の提供開始である)。

■購買コントロール

 ビジネスアカウントのアカウント管理者が、推奨する販売事業者、製品を特定して、また制限のあるカテゴリーを選定し、購買者に、自社の方針などを明確に周知させるという機能。自社のルールにそぐわない購買の削減につなげることができる。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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