想像斜め上な展開に!? 「獣になれない私たち」1話レビュー

2018年10月17日 21:45

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■「逃げ恥」タッグの新ドラマ、評判は分かれる?

 10月10日からスタートした「獣になれない私たち」は、初回視聴率11.5%をマークした。本作は「逃げるは恥だが役に立つ」で主演を務めた新垣結衣と、同作品で脚本を担当した野木亜紀子が再びタッグを組んだ作品ということで、秋ドラマの中でも屈指の注目を集めている作品だ。

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 前作の「逃げ恥」がラブコメ調だったこともあってか、本作においてもラブコメを期待していた人が多いようだ。しかし、フタを開けてみると社会派ラブコメタッチとなっており、意見も割れているように感じる作品だ。

■「獣になれない私たち」1話のあらすじ

 深海晶(新垣結衣)は住宅街にある行き着けのクラフトビールバー・5tapに彼氏の花井京谷(田中圭)とやってきていた。京谷は晶と母親を引き合わせようとしているも、彼女は税理士事務所を運営する根元恒星(松田龍平)と奇抜な格好の橘呉羽(菊地凛子)の2人が気になっていた。すると、橘が急に結婚報告を行い、バーはお祝いムードに包まれた。

 晶自身も京谷と結婚に向かって進んでいるように見えるものの、ずっと同棲の話が流れっぱなしになっており先が見えない状態が続いていた。さらに、勤めているECサイト制作会社にて上司にいくつもの仕事を押し付けられ、すでに精神は追い詰められていた。

 部下に頼ろうとするものの、新人の上野(犬飼貴史)はミスを繰り返すためその尻拭いまですることになる。挙句の果てに先方の男性社員からセクハラを受け、ついに晶の中で何かが切れてしまう。そして、フラッと寄った「5tap」で偶然出くわした縁もゆかりもない恒星に、つい愚痴をこぼしてしまうのだった。

■「逃げ恥」とは違うビターな恋愛を描くか

 期待を一身に受けて放送スタートとなった「獣になれない私たち」。前作の「逃げ恥」のような展開を期待していた人ほど、晶を取り囲む上司や先方社員からのパワハラ、セクハラに驚いてしまったかもしれない。だが、晶自身も家庭に少し問題を抱えているなど、パーソナルな部分も現在の環境を生み出していることを示唆するようなシーンが描かれた。

 こうした職場環境や家庭環境など、現代日本が抱える問題をまざまざと見せつけてくれた1話。そのリアリティはさすが野本氏の脚本という感じである一方、ラストに脱却に向けて歩こうとする展開も秀逸だ。また、京谷が同棲できない理由に絡んでいる元カノの長門朱里(黒木華)も、成人後の引きこもりなど社会派ラブコメになる可能性を過分に含んでいる。野本氏の脚本ということもあり、今後の展開に期待したい。

 水曜ドラマ「獣になれない私たち」は日本テレビ系 にて水曜日22時から放送中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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