プロパティデータバンクは不動産管理のクラウドサービスが主力、19年3月期増収増益予想

2018年10月12日 08:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 プロパティデータバンク<4389>(東マ)は、不動産運用管理に関するクラウドサービス「@プロパティ」を主力とする「BtoBの不動産テック企業」である。19年3月期増収増益予想である。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■不動産管理クラウドサービス「@プロパティ」が主力

 18年6月東証マザーズに新規上場した。不動産の運用管理に関する統合資産管理クラウドサービス「@プロパティ」を主力とする「BtoBの不動産テック企業」である。企業の不動産・施設等の資産管理業務の効率化を支援する。

 18年3月期末の契約社数は約260社、登録建物データは約4万棟である。REIT・ファンドを含めて市場拡大余地が大きく、ビルメンテナンスの基幹業務に対応したビルメンテナンス・エディションを19年3月期から本格展開する。

■19年3月期増収増益予想

 19年3月期の非連結業績予想は、売上高が18年3月期比22.3%増の15億16百万円、営業利益が3.5%増の2億45百万円、経常利益が4.4%増の2億46百万円、純利益が11.4%増の1億62百万円としている。

 人員の増加、外注費の増加、ビルメンテナンス会社向け機能の開発投資に伴う減価償却費の増加などで営業利益の伸びは小幅だが、クラウドサービス、ソリューションサービスとも順調に伸長して2桁増収予想である。

 第1四半期は売上高が3億71百万円、営業利益が56百万円、経常利益が48百万円、純利益が31百万円だった。クラウドサービスが順調に推移したようだ。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は落ち着きどころを探る段階

 株価は9月13日安値2217円から反発した。IPO時の6月高値4140円からほぼ半値水準で底打ちした形だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。10月11日の終値は2596円、今期予想PERは約30倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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