NEDOと日立、スロベニアでクラウド型エネルギー管理システムの実証試験

2018年9月25日 16:45

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実証試験イメージ (NEDO発表資料より)

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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日立製作所は、スロベニアの国営送電事業者ELESと共同で、クラウド型エネルギー管理システム(AEMS)の実証試験を同国で10月より開始する。

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 実証試験では、データセンター上に構築したクラウド型エネルギー管理システム(AEMS)と、試験エリアの需要家が保有する蓄電池や工場・ビル・家庭などに導入されているエネルギー管理システム(xEMS)、および、配電会社に設置された制御システム(DMS)とを連携させて、大口需要家と電力小売事業者向けのエネルギーサービス事業の確立をめざす。AEMSには、系統事故時の自立運転機能(アイランディング)と、瞬時電圧低下対策機能、送電事業者への調整機能(アンシラリーサービス)などを保有させている。

 試験は、製造業が盛んであるものの、配電会社の設備は老朽化が進み、設備更新のための投資増加が期待されるスロベニアで、2018年10月から2021年3月の予定で行う。同国は、地球温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」を批准しており、今後再生可能エネルギーや電力需要の増加によって電圧変動、停電、過負荷、調整力・予備力確保などの問題が予想され、高度で経済的な配電系統の管理技術が求められている。

 このような背景から、NEDOとスロベニアの経済開発・技術省、インフラ省は2016年11月にスマートコミュニティ実証事業の実施で合意。その後、NEDOと委託先の日立製作所は、同国の国営送電事業者ELESと共同で、配電会社向けの配電系統の制御システム(DMS)を構築し、実証事業を実施している。今回の実証試験は、2019年12月までの予定で先行して実証を進めているDMSに追加して、クラウド型エネルギー管理システム(AEMS)の実証試験を行うものである。

 今回の試験の評価結果を基にして、今後、日立製作所とELESは、クラウド型DMSや、クラウド型AEMSをサービス形態で提供するビジネスの欧州展開をめざすという。

関連キーワード日立製作所スロベニアクラウド蓄電池新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)地球温暖化パリ協定

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