火口に投下して火山を監視する「竜の卵」 英大学が開発中

2018年9月18日 10:49

印刷

記事提供元:スラド

各種センサーを内蔵し、ドローンによる運搬が可能な小型・軽量デバイス「dragon eggs」による火山活動監視システムを英ブリストル大学の研究チームが開発中だ(ブリストル大学のニュース記事)。

これについて nemui4 曰く、 ドローンから火口に投下されたdragon eggsは温度、湿度、振動、および多くの有毒なガスなどをセンシングして強力な無線トランスミッターで最大10km離れたところにデータを送信する。eggsはスター型ネットワークトポロジーを構成しているので、いくつかが溶岩に飲み込まれても計測は続行されるとのこと。

 eggsはセンサーからの入力信号から電力を得るセンサー駆動型の検出装置を搭載し、火山活動が検出されると「孵化」してフル機能のリモート監視拠点となる。これにより、電力を温存しつつ、長期間にわたって待機状態を保つことが可能とのことだ。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | テクノロジー | 地球 | 電力 | サイエンス

 関連ストーリー:
人工筋肉を組み込んだズボン「The Right Trousers」 2018年09月15日
音響ビームで物体を宙に浮かせる技術 2018年01月25日
各地で火山活動活発化の徴候 2014年12月02日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事