注目銘柄ダイジェスト(前場):サインポスト、伊藤園、Vコマースなど(訂正)

2018年9月4日 13:51

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記事提供元:フィスコ


*13:51JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):サインポスト、伊藤園、Vコマースなど(訂正)
従前の記事に誤りがあったため訂正します。

三菱UFJ<8306>:674円(+6円)
反発。大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価も700円から780円に引き上げている。中間決算発表タイミングでの通期ガイダンス上方修正、1000億円規模での自己株式取得の発表を期待としている。特定個社の査定引上げで巨額な与信戻入益計上が想定され、通期純利益は計画の8500億円を上回り、1兆円に達する見通しと。また、配当性向引上げで今期以降の連続増配も想定しているようだ。


プリマハム<2281>:528円(-21円)
大幅続落で年初来安値更新。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしており、マイナス材料と捉えられている。目標株価も710円から550円に引き下げ。販売数量の伸び率が鈍化し、価格下落による減益影響やオペレーションコスト増をカバーできなくなってきたと指摘している。今期営業利益は162億円と、会社計画を下回るとみているようだ。また、償却負担増などで21.3期までの増益率は年率4%に低下の予想。


伊藤園<2593>:4445円(-450円)
急反落。前日に発表した第1四半期決算が嫌気されている。営業利益は60.68億円で前年同期比4.0%減益、上半期では2.1%の増益を計画しており、進捗は低調との見方が先行しているようだ。米国では主要3社が軒並み減益と予想以上の停滞となったほか、国内も販売手数料の増加や西日本豪雨による物流費の上昇で減益になっている。


ピジョン<7956>:5400円(+110円)
大幅反発。前日に発表した第2四半期決算が好感されている。累計営業利益は109億円で前年同期比17.3%増益、通期計画204億円、前期比5.1%増を上回る増益ペースとなっている。5-7月期では54.6億円で前年同期比25.4%増益であった。中国事業、国内ベビー・ママ事業、ランシノ事業など主力事業が業績拡大を牽引へ。中国事業では高採算のスキンケアや哺乳器の拡販が進んだほか、EC向け販促強化の施策も奏功した。


Vコマース<2491>:2299円(+179円)
急伸。SMBC日興証券では投資判断を「1」、目標株価を2900円として新規にカバレッジしている。収益性が高く拡大余地の大きいCRMツール「STORE’s R∞」とECメディア内広告「ストアマッチ」の「Yahoo!ショッピング」ストア向けECソリューションが業績ドライバーとなり、新たな成長局面に入っていくと評価している。20.12期にかけて2割以上の収益成長が続くと予想しているようだ。


トランザス<6696>:1706円(+105円)
大幅に反発。ウェアラブルデバイス「Cygnus(シグナス)」及び産業用ロボットを用いた製造業向けIoTソリューションについて、大京(石川県小松市)と共同開発契約を締結したと発表している。18年度中にソリューションを大京の国内製造工場に導入し、製造現場での業務効率改善効果を検証する。19年度からは大京の海外製造工場への導入と他社工場への提供も開始し、グローバルに展開する予定。


サインポスト<3996>:3445円(+385円)
大幅に反発。ジェーシービー(JCB)と共同で、サインポストが開発した設置型AIレジ「Wonder Register」(ワンダーレジ)を利用した店舗支援の実証実験を9月下旬からJCB高田馬場オフィス内で実施すると発表している。ワンダーレジをオフィス内の店舗等に設置し、JCB社員が商品等をワンダーレジで購入し、利便性や実用性を検証する。検証結果を参考に、企業へのワンダーレジ導入提案や生体認証決済など決済方法の拡充を検討する。


CANBAS<4575>:668円(+30円)
大幅に3日ぶり反発。開発中の抗癌剤候補化合物CBP501の用途に関する特許出願について、日本の特許庁から特許査定を受領したと発表している。発明の名称は「ペプチド及びペプチド模倣物の併用並びに癌患者亜集団の処置」。CBP501は、癌細胞や癌細胞を取り巻く癌微小環境に作用することが分かっている。CBP501の開発が成功して上市した場合の期待収益予想値は、今回の特許査定受領で増大するとしている。《ST》

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