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強い米国株式市場に合っても「際立つ」銘柄群
「米国の強い株式市場が証明された」と外電が伝えたのは8月22日。周知の通り米国株式市場の代表的株価指数にS&P500がある。米国を代表する企業500社が構成銘柄となっている。外電は同指数を引き合いに「2009年3月から上昇傾向が続き、高値から2割以上の下落がない日が3453日と過去最長を記録した。22日の終値は1・4ポイント安の2861・82だが、上昇転じてからこの間にS&P500の水準は4倍強になった」と報じたのである。
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が、S&P500をも上回る株価指数がある。「配当貴族株指数」。配当貴族株は「S&P500の構成銘柄の中でも、四半世紀以上に亘り連続増配を続けている企業」と定義されている。現在、約50企業。日本でも馴染みな企業も少なくない。スリーエム、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ウォールマート、ペプシコ、マクドナルド、アフラック、AT&Tなどなど。そしてさらに銘柄を追っていくと「投資の神様」の冠がつくウォーレン・バフェット氏が株式投資法を語る時に登場する銘柄にも出会う。バフェット氏は「自社株買いや好配当に前向きな企業を、タイミングを見計らい大量に仕込み持ち続けることが私の流儀」として、「プロクター・アンド・ギャンブル」「コカ・コーラ」の配当貴族株を具体的な例としてあげる。そんな配当貴族株を構成銘柄とし、加重平均方式で投資信託化したのが『配当貴族インデックス・オープン』。
年次ベースで捉えてもそのパフォーマンスは、ダウ工業株30種平均やS&P500を暦年上回っている。低金利下で運用難に追い込まれている日本の銀行や生保の資産運用者の間からも「円ドルレート、為替動向というリスクは取りに向かわなくてはならないが大いに検討に価する投資対象」といった見方が強い。
では米国の配当貴族インデックス・オープンはどの位の効果をもたらしているのか。16年8月23日の基準価額は9998、対して今年8月22日は1万3116。僅か2年間で31%強の上昇を見せている。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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