ライフ、東京新宿の若松河田駅前店で買い物代行サービス honestbeeと提携

2018年7月26日 07:55

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買い物代行サービスのチラシ(ライフコーポレーション発表資料より)

買い物代行サービスのチラシ(ライフコーポレーション発表資料より)[写真拡大]

 首都圏と近畿圏でスーパーマーケットをチェーン展開するライフコーポレーションは25日、シンガポールのhonestbee(オネストビー)と提携して26日から買い物代行サービスを始めることを明らかにした。実施店は東京都新宿区若松町のライフ若松河田駅前店で、多忙な共働き世帯や単身のビジネスマン、体の弱った高齢世帯らに喜ばれそうだ。

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 利用者がオンライン上にあるhonestbeeの専用サイトから注文すると、スタッフのコンシェルジュショッパーが指定された時間と場所で買い物し、商品を届ける仕組み。ライフ若松河田駅前店は26日からhonestbeeのプラットフォームに追加され、店舗から5キロ圏内が配送エリアになる。

 サービスの利用可能な時間帯は午前10時から午後10時まで。届け先の住所が配送の対象エリアかどうかは、honestbeeのウェブページかアプリで住所を入力すれば確認できる。

 honestbeeはシンガポール発の買い物代行サービスで、注文をすると最短1時間でコンシェルジュが希望の商品を集め、配達してくれる点が好評を集めている。現在、アジアを中心に世界8カ国でサービスを展開しており、日本でも既に国内最大級のサービスを提供している。

 共働き世帯や単身のビジネスマン、キャリアウーマンは日々の忙しさから、買い物の時間を取れないことがあるが、買い物代行サービスを利用することにより、シンガポールでは利用者1人当たり週3時間の自由時間を確保できているという。

 さらに、買い物難民と呼ばれる高齢者が大都市圏の中心部でも急増しており、農林水産省の推計では2015年段階で全国825万人が該当し、うち378万人が3大都市圏にいる。特に急増が著しいのが首都圏で10年前に比べて59.3%増、75歳以上に限れば89.2%の大幅増となっている。このため、スマートフォンやパソコンを使える高齢者には、うれしいサービスといえる。

 スーパー激戦地の新宿区で営業するライフ側からすれば、配送をhonestbeeに任せることで負担軽減のメリットがある。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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