北海道の過疎地発ワインが金賞受賞 香港のワインコンペティションで

2018年7月25日 09:08

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ワインコンクールで金賞を受賞した北海道仁木町のワイン(写真:NIKI Hills 
 ヴィレッジ発表資料より)

ワインコンクールで金賞を受賞した北海道仁木町のワイン(写真:NIKI Hills ヴィレッジ発表資料より)[写真拡大]

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 過疎が進んでいる北海道仁木町の活性化を目指して設立された農業生産法人が醸造したワインが、香港で開催されたワインコンクールで金賞を受賞した。同法人は、町内にワイナリー施設やレストランなどのある観光施設を建設し、来年にはグランドオープンする予定で、今回の受賞はスタートに向け弾みがつくものとして期待している。

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 ワインを醸造したのは、仁木町の農業生産法人「NIKI Hills ヴィレッジ」。2015年、広告会社DACグループ(本部・東京都台東区)が設立した。

 同町は北海道西部に位置し、果樹生産がさかんなことで知られる余市町に隣接。仁木町でもサクランボやリンゴ、ブドウの生産が盛んに行われている。しかし、近年過疎化が進み、現在の同町の人口は3,314人(3月31日現在)。55歳以上が人口の半数を超える「準限界集落」とされている。

 DACグループは当初、社員研修所の候補地を探していたが、同社の石川和則社長が同町を気に入り、町の活性化に貢献しようと同法人を設立して社長にも就任。町の丘陵地に広大なブドウ園を作り、ワイン醸造所や貯蔵庫、ブドウ畑や街並みを一望できるレストランなどの整備を進めている。施設は来年7月にグランドオープンする予定で、DACグループの広告会社としてのノウハウを生かして観光客を誘致し、町の活性化を図ることを目指している。

 同法人がワイン造りを始めたのは2015年秋からで、初醸造となった「HATSUYUKI 2015」は同年度の「日本ワインコンクール」で銀賞を受賞。今回は2016年に醸造した「HATSUYUKI 2016」が香港で開催されたワインコンクール「LE GRAND TASTING WINE AWARD」で金賞に選ばれた。世界各国から出品される中、日本ワインとして唯一の受賞となった。

 同コンクールは、フランスの著名なワイン評論家2人が、2006年に初開催。手ごろな値段で高品質なワインの発掘を趣旨に、これまでパリや香港、東京などで毎年開かれてきた。

 金賞を受賞したワインは、ドイツ原産のケルナーを使った白ワインで、3,600本限定で生産。平均糖度22度以上のブドウをしっかり熟してから収穫したため、果実味が十分に感じられ、ほどよい酸味とのバランスが特徴だという。

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